お風呂上りの髪を乾かすＪｕｎｋｏ。
脇で徳兵衛、チビリ、チビリ酒を飲む。
肴はモチロン、"愛の水茄子"。

順：ねぇ、この間ＨＰに載せた俳句どうだった？
徳：あの水茄子の句のよかったよ。素直な表現で。
　　やればできるじゃない。

順：ありがとう。
　　お湯の中で、一句うかんだの。
徳：へぇー、どんなの？

順：青森にいった時のことを思い出して・・・
　　聞いてくださる？
徳：うん。

順：「湖に立つうつりて浄き十和田かな」
　　どう？
徳：あれー、これ季語が入ってる？
　　湖が季語になるかなぁ、調べてみないと。

順：入れてくださる？　でも恥ずかしい。
徳：大丈夫。誰も見ていないから。
順：じゃ、灯りを消して。

（寄り添う二人）
順：できる？
徳：本当に俺でいいの？

順：今更何よ！
徳：「行く秋を」と言うのは？

順：もう行くの？　これからじゃない。
徳：俳句の世界では１０月は晩秋だから。
　　次を「映しただよう」としてと。
　　お互いに「きよき」と言う歳でなし。

順：まぁ、失礼。私は純潔Ｊｕｎｋｏさんよ。
　　でも、そのほうがしっとり動いてる感じね。
　　それと実際行ったのは秋の初めよ。
　　折角だから良しとしましょう。

徳：次にお返しを。
順：待ってたわ。

順：わーい、満ちるなんて絶頂感があって素敵。
徳：でも、もう眠いよ。
順：ねむいよって、まだ「ねぶた」句もあるのよ。

（二人、推敲。眠いよう）
（熱愛中も途中割愛）

順：お上手、お上手、座布団３枚。
徳：布団の中で座布団をどうするの？

順：枕の上に重ねれば、頭を高くして寝れるでしょう。
徳：そうだな。最近、敵が増えたから。
　　君に一枚上げるよ。