皆様おそろいでよいお正月をお迎えのこととお慶び申し上げます。

　我国にとり昨年特筆すべき事は、国際社会が相も変わらず難問を抱える中で、米英のイラク攻撃ではなかったかと思います。その後方・復興支援に如何に対処するかで二転三転、自民党総裁選や衆議院選をはさみ、兎にも角にも一つの方向を見出しました。憲法問題を背景に北朝鮮の脅威、国交回復をも注視しながらのこれらの外交は、正に農薬が抱える諸問題の解決と同じく容易でないようです。農薬の水域生態系での影響評価や食品の安全性における新施策が打ち出されましたが、必ずしも正しくリスク評価が成されたとは言えません。

　我家では寛子が大学院進学を決め、女房と三人元気に新年を迎えています。
　本年もどうぞよろしくお願いします。

平成十六年　元旦

宮本　徹