俳句フォーラム

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投句をお待ちしています。また、参加者が増えた暁には、テーマ（懸題）を決めて競作する「WEB句会」も開催したいと思います。

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夕森吟行　平成10年７月18〜20日

山口格郎詠


川上村・夕森の旅は　心から楽しませていただきました　とりわけ　奧三界山行のドラマは　私にとって　近年稀な　有意義なものでした……多分　参加者　全員にとっても



リンドウも霧に包まれ木曽の谷

渓深み天涯に突如滝一条

霧流れ立ち枯れ木立いよ白く


前西孝水詠



滝の音と友の香残す旅ごろも

味わいにあじさい添えて夕森膳


吉原務詠



とろろ蕎麦食って始まる木曽の旅

満開の紫陽花迎ふ山の宿

風涼し亭主作りし露天風呂

暗闇の梯子辿りて照らす滝

炎天の林道歩く熟女達




木曽の谷深く我が身を捩り花

ひきがへる今日の難行見通せり

りんどうに山の高みを知らされり

わけありの女将歌ひし夏の宵

栗おこわ二人残して馬籠宿


三田紀女詠



木曽路きて思い出を積む五十路かな

ダクロンに風吹き抜けて夏登山

負けん気の登頂頂上霧湧きて

サングラス行きバンダナも行く山路

なにごとぞ浴衣に靴の滝見客


小原與一郎詠

夜の闇に白く妖しき龍の滝

ひぐらしの声に暮れゆく夕の森

夜更け迄思い出語りの旅の宿

山道に玉あじさいの花白し

うぐいすと奧三界を登りゆく


穴吹殷人詠



夏帽子東に信濃西に木曽

猪を食い馬を食い木曽の夏

見物を一人残して滝暮れる

奥山に杖曳く利き手のみ灼けて

のうぜんの崩れ落ちけり村真昼

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フォーラム索引 / ７期天国 / 七福会

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