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こがんの宿  |
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宿帳 2008年９月18日 滝山頭蚊様 滝山頭蚊さまが、突然、お見えになりました。 千葉の幕張で学会があったとのことで、 そういえば、田喜野井荘が近くにあったな、 と、まことに放浪のうたびとらしいご登場。 「で、ご紹介は？」 「う〜ん、特にないけど」 「ご予約、いただいておりませんよね？」 「う〜ん、特にしてへんけど」 「当荘、紹介ナシ、予約ナシ、手土産ナシ、 の３ナシ様のお越しは、 お断りしておりますのですが」 「手土産ならあるで。マッタケ昆布」 「好物やがな、はよいわんかい、いえ、 それを先におっしゃていただければ、 よろしゅございましたのに。 まあ、上がっていかんかい、いえ、 どーぞ、どーぞ、お上がりになって」  台風13号接近中。雨のバルコニーもまた風情が。 濡れるやないか。それくらい我慢せんかい！  最近、減量に取り組み、 酒量も減らされたとのことでしたが、 あっという間に500mlの缶ビール３本を飲み干し、 おにぎり、つまみ、漬け物、 当荘主人の昼食用に、 出勤前、女将が作りおいていった分、 ぜーんぶ平らげられました そもそも当荘にお見えになったのは、 ７天を見て、「たきのいそう」を 「滝のいおり」と読み間違え、 「それじゃ、行かんわけにいかん」と。 まあ、なんでもええんです……、 いえ、よろしいんでございますが。 帰り際、その辺に転がっていた紙切れに、 さらさらと何事かをしたためられ、 書き捨ててゆかれました。 額に入れて飾っておくように とのお達しでした。高名な山頭蚊様の直筆故、 粗末に扱うつもりは 毛頭ございませんが、こがんの宿を 名乗る当荘、壁に変なものを 掛けておく余裕がございません。 以下に、ご紹介するだけに とどめることを、お許し下さいませ。
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●客室 ●食事 ●送迎 ●宿帳 ●提携 あなぶき・ふみお / ７期天国 / 七福会 mail to seventh heaven office |