...★★★★神戸の駅で起きた事★★★★...

11月３日の同窓会ももうすぐというのに、三田のお嬢さま、もう待てなくて皆より一足先に関西上陸。そこで10月27日、お嬢様、徳兵衛さんの許しを得て順子姐御、そして誰の許しもいらん姫と３人で神戸の美術館へ。松浦家のお宝を見に行く為に芦屋で集合。

芦屋駅から新快速に乗り三宮で降りようとしたところ、誰かが何の思い違いか、「美術館は大丸の近くだから元町で降りた方が近い」と言い出したので「じゃあ、そうしまししょう」と。「芦屋から元町までは、同料金なので少しでも長く乗るほうが得だね」と、順子姐御。

三宮の次が元町なので、私達はその駅で降りる。改札は、いつもせっかちな順子姐御がJスルーカードで通りぬける。

次はお嬢様。しかし切符をいれた途端、どうしてか機械は「いやや」と言って通してくれない。私は「なんや、この機械はつぶれている」と思ってお嬢様を見ると、それはそれはプンプンしている。



すぐ横に年老いた駅員さんがいたが、その人を無視して、お嬢様、少し離れた所で機械の修理していた若いお兄さんに切符を見せに行き、「ほらこの切符に、三宮、元町と書いてあるでしょう」と東京弁で顔を真っ赤にして、まくしたてている。

するとすると、そのお兄さん。一言「ここは、神戸です」と。順子姐御は、改札の外。お嬢様、恥ずかしくて小さくなり、姫は他人事のように知らん顔。

私達３人は、また元町まで逆戻り。可哀想なのは、順子姐御。またJスルーカードを使ったので、「私は元町、神戸間の往復、240円損をした。それなのに姫は涼しい顔してる」とずっと言い続けている。裕福そうに見えているけど、本当は貧しいのだろうか。徳兵衛さん、しっかりお小遣いあげてね。

元町から美術館まで迷いながら歩く。結局は三宮からの方が近かった。松浦家の奥方から貰った招待券で入場。今回の美術品は、ほんの一部だそうだけど、どれを見ても興味津々。すごいお家柄の奥様なんだと改めて認識。そのわりにご本人は、おちゃらけでございますがね。見終わった後、私達3人ため息をつきながら、叫んだ。
「もっちゃん、お宝ひとつちょうだ〜い」

下の２匹は本文と関係ありません

パッシブドッグ　 トク号

パッシブキャット 　ドラ号