東京ウエスティンから箱根
2006年4月14-16日


●姪が結婚するというので、晩に4月14日ラディッソン都ホテルに泊まり15日東京ウエスティンで式・披露宴に出て、夕刻より箱根に行ったもんだ。九月に出産予定の娘同行の3人で行ったのだったが、泊まったホテルは、映画「有頂天ホテル」を撮影したホテルの筈なのに、画面で出た脳裏に浮かぶ建物内部、階段などは、殆ど見当たらず、娘がフロントで聞いた所、大部分はスタジオなどで造って撮ったそうですとの返事だった。がっかりしたもんだ。姪の披露宴は豪勢だったが薬関係の会社社長をしている父（義弟）の事など全く話題に出ず、新郎の関連（都税理士会の重鎮達）の話ばかりだったーが、弟は気楽で好かったと喜んでいた。姪は仕事を続けるそうで（都銀系証券会社）、同僚や大学（聖心）時代の友人（女性ばかり数十人）が来ていたが、麗人は見当たらなく、もしかしたら姪の仕組みかと疑ったほどだった。

箱根は、小田原からスイッチバックを経験したくて登山電車に乗りやんした。乗車前に泊まるホテルに電話を入れておいた所、強羅から上はもう遅いので行けません、タクシーを使って下さいと言ってたのが、電車に乗車中携帯に電話があり「強羅でこの時間タクシーを待つのに、待ち時間が大変長くなりますので迎えに行きます」と親切なお言葉を貰い、待ち時間なしに迎えのワゴン車に乗り7時半を少し回った頃、姥子のホテルに到着したもんだ。（実は4年程前にも2月の雪降る晩に迎えに来て貰い、富士を楽しんだーー本日誌に記載ーーホテルです。迷惑を前にもかけた件は触れずに終わった）ホテルに向う途中今日は珍しく晴れて、富士が綺麗でしたよ、との言葉に喜んだが、あくる朝、雨が降って霧が辺りを覆っている始末。富士フェチの女房はすごく残念がっていたが、食事もわりに良くて例によって本を持ち込み温泉をゆっくり楽しんだもんだ。でもロープウエイで早雲山、ケーブルで強羅まで下る時、眼下に見える景色は結構見事で、特にケーブル沿いは桜が満開で、なぜか石楠花も咲いていて（地温が高い所ナノカ）桜を満喫出来たもんだ。ガラスの森美術館、ポーラ美術館などを見て小田原まではタクシーで下ったが、途中も八重桜が並んでいたりして、富士見はダメだったが桜は楽しめた。



「前に、南禅寺で食事した話の京都島原のおいらん道中」との写真説明がありましたが、本文とは無関係の模様。（編集者）


・湯の中で富士を愛でる味惜しみいて
遠く望むも主は霧中なり

・窓からの伸ばす手にも届くか満開桜
右も左もケーブルに沿い

・今頃に咲くや不思議の石楠花よ
上強羅の地温の故なのか

・ベネチアのゆかしきガラス工芸美しく
高貴なるかな微細技術は