殷人自賛

４月は残酷きわまりない月で、死んだ土地からライラックを育て……、というT.S.エリオットの詩を、毎年このころになると、身にしみて思い出す。恐らく、生命発生時以来の仕組みなのだろう、つい憂愁と焦燥にとらわれてしまう今日このごろ。

秀酔自賛

七天句会を楽しみにしています。無趣味で老後はどうして過ごそうか？考えていますが「そうだ、オレも俳句を作ろう」と決心しました。

毎日新聞大阪本社に俳句の同好会「糸瓜句会」があるのでＯＢとして同人にしてもらいました。３月の句会に初参加、初めて作った句を見てください。号は秀一の名前から「秀酔」としました。

いずれも句会の兼題、席題でした。陰翳のない作品だと自分でも思います。ノーテンキな性格だからしゃあないなぁ。

殷人講評

７天句会低迷し、寿命旦夕に迫ったかと思っていたが、ちゃんと救世主は現れるものである。久々に新廃人登場。これを機会に、旧廃人の奮起を促したい、って、自分はどうなんだ、と問われると、返す言葉がない。

酔桃自賛

「アホな戦争、はよやめんかい！」。この一言。一体、誰が得をするというんやろ？
このところ「ドラゴン・怒りのデモおばさん」になってしまった私です。早う停戦してくれ！　こっちの足腰モタんがな。

殷人講評

愛は地球を救う。女性的なものが地球を救う。最近、そんなことをふと考える。争いを厭い、戦争を厭い、美しいものを求め、それを愛する。女性的なものが、いまの時代に必要とされている。色恋もまた女性的なものか。俳句もまた女性的なものか。

汀里自賛

花灯路は3月7日から１８日まで京都で開催されたイベントです。

東山山麓に連なる、南は清水寺から円山公園・八坂神社を通って、北は青蓮院までの約2キロメートルの散策路を数多くの和花の一輪挿しと露地行灯で照らし出す「灯りと花の路」です。

清水寺から産寧坂・二寧坂を通って八坂の塔・高台寺から八坂神社へは墓参りの帰りによく通る道なのですが、夜間に行くことはめったにありません。

情緒はあったのですが、なにぶん人が多すぎ、それに誰も一緒に行ってくれる人がいなくて・・・。
早々に飲み屋の方に足が向いてました。

殷人講評

猫の恋でも、惚れあっている同士を見るのは、ねたましいものである。まして、人間の恋人たちを見たり聞いたりするのは……って、どこかで読んだなあ。

汀里上京宴会報告、近日公開。東京の春もまた物憂い。