２年余り使っていたＰＨＳの機種変更をした。メ−ルもできる種類である。メ−ルにはパソコンを使っているので、電話でまですることもないのだけれど、帰省中などには便利かもしれない。どうせ買い換えるなら、と思ったのだ。

ところが、説明書を開いてみると、なんだかややこしい。前の電話機に記憶させていた番号も、改めて登録しなおさないといけない。でも、毎晩寝る前に開くと…。すぐ寝入ってしまう。とにかく電話の送受信さえできれば、取り敢えずは間に合うのだから。

それから10日余りのちの夜、メ−ルを開けようとしたら、午前中は正常に動いていたパソコンが、「エラ−発生。接続できません」との無情なお言葉。ウィンドウズを再起動したら直るかと、何度か試したが、やっぱりだめ。たまたまその夜、夫は出張で居ず、どうにもならない。翌日もそのまま。



パソコンにはまって４年近く。今では毎日のメ−ルが楽しみ。なのに、なのに…。淋しい。つまらない。友達100人無くした感じ。その時、ＰＨＳのメ−ル機能が思い浮かんだ。そうだ、こんな時にこれが使えたら！

先ずはアドレスの取得。「簡単に取得できます」とある。説明書を大体理解して、ユ−ザ−ネ−ムもパスワ−ドも決めた後、解説の番号に従って、ボタンを押していく。何度も何度も間違い、１からやり直しては、やっと取得（したつもり）。

次に、アドレス確認の操作。ところが、「アドレス表示」の画面が出ない。取得できていないのかな？　アステルに電話。あるボタンを押していくと、画面がどんどん変わっていって、説明書と同じになることが判った。

答える方からすれば、多分、何でこんなのが判らないの？と思うような質問を繰り返しながらやっと終了。説明書というのは、判ってから読み直すと、確かにそのように書いてあるものだ。



いよいよ送信。漢字やカタカナ変換などにまた苦労しながら、簡単なテストメ−ルを送り、返事も貰って、無事成功！　これで使えるぞ！　気を良くして、電話番号の登録し直しももやり終えた。

夜、夫が帰宅。パソコンの故障を報告すると、えっ？と言って、夕食も取らずにあれこれいじりだした。自分だって困るのだ。長い間かかって諦めかけた頃、モデムをリセットしたら、なんと元通り！やったぁ！　神様、仏様、旦那様！

パソコンが故障したお蔭で（？）、思いがけず早くＰＨＳのメ−ル操作ができるようになった。先日は、買い換えたファックス電話機も自分でセットできたし、私って案外できるじゃない！　機械音痴ちょっぴり返上。