頭ががんがんと痛く、首はごりごり、脚は筋肉痛。話をする元気すらない疲労困憊状態に陥っている。血圧を計ったら、上が６８！　死んでる〜！

信州・安曇野に３泊４日の旅をして来た。日頃、たまにしか車を運転しないこの私が、４日間毎日、長時間ハンドルを握った。中央高速を１００キロで飛ばし、美ヶ原や霧ヶ峰の山道を上がったり降りたり。最近の私の１年分を運転したことになりそうだ。

安曇野滞在中は、レンタサイクルで周辺を廻ってみた。北アルプスを背景に、林、田んぼ、畑が続き、一面緑。家々の花は、空気が綺麗な為か、色が鮮やかで、お化けみたいに大きな芙蓉の花もあった。ホテルからの道は、ずっと下りなので、すいすいと軽やかに進み、観光スポットを、いくつか立ち寄る。



ところが、行きは良い良い帰りは何とかで、一見平らに見えても、下りの逆はやはり上り。途中から、夫は、しんどい、しんどいと騒いでいたが、私は無言。前傾姿勢で、ひたすらペダルを踏む。

実は、声など発して無駄なエネルギ−を費やす余裕などなかったのである。息も絶え絶え。肉座布団（！）を常に携帯しているにも拘らず、お尻も痛い。こうして４時間後、汗ビッショリでホテルに戻った。

かなり、カロリ−を消費したかな？　温泉で、脚をマッサ−ジ。前に友達に教えられたように、水もかけて、エアサロンパスも吹きかけた。

黒部ダムにも足を伸ばした。車はホテルから小１時間の所においておいて、あとはバスやケ−ブルなので楽……の筈だった。ところが、ダムを見る展望台に上がるのに、１５０段ほどの階段。えっちらおっちらと上がり、また降りる。

黒部湖を船で周遊するにもかなりの階段の乗降。ケ−ブルでも階段。この日も、脚の温泉治療を怠らなかったのに、確実にふくらはぎが痛くなった。



温泉は、夕方は勿論、朝も早起きして入った。美肌の湯とあったので、遅いと知りつつも、一生懸命顔を洗ったりして。気持ちが良いけれど、湯あたりというのか、いつものぼせたようになり、暫くはフ―フ―言ってしまう。何かとしんどい旅である。

体重は一時増えかけていたものの、旅行に出る前には、確実に減る傾向にあった。これだけ肉体を酷使しているのだから、その傾向は強まる筈だった。ところが、むくむく太ってきて、３段腹にならんとする勢い（まだなってませんけど〜）。

安曇野のホテルでは毎晩、フランス料理のフルコ−スが出た。魚料理と肉料理の両方に、大きなケ−キがついてくる。加えて、観光地の行く先々でソフトクリ−ムを毎日食べた。

あんなにカロリ−を使っても、まだ摂取量の方が多過ぎたとみえる。身体はガタガタ、フラフラ状態なのに、見かけだけは、益々ふっくらと元気そう。割が合わない！　ただでさえ役立たずの主婦が、当分使いものにならないのは、ほぼ確実。