花豆を煮てみました。ご存知かと思いますが、表面にまだら模様のついた、ピンクっぽい、大きめの綺麗なお豆です。

一昼夜水に浸し、水を何度も取り替えながら沸騰させてアクを取り、煮ること数時間。柔らかくなったら、お砂糖を３度くらいに分けて入れ、塩を少々。仕上げ前に水飴を少し入れると艶が出る、と書かれていたので、その通りにしました。手間ひまかけて出来上がった煮豆は、さぞおいしかろうと…。

煮汁を吸って、模様も殆ど判らないくらいに赤黒く、２倍くらいの大きさに膨らんだ花豆は、照りが出て黒光り……、きゃー、ゴキブリそっくり！

その話を、仲間３人で会う機会にしたところ、「三田さんは小豆、私たちは大豆、ううん、空豆！」。

仲間のうちの１人がジム通いしていて、３カ月見ないうちに、４、５キロも痩せたとか。待ち合わせたとき、一目でそのことが判かったので、「お顔がほっそりしたわね」と、顔の大きさに話題が向かい、もう１人がそんな風に言ったのでした。

何かとお豆に縁のあった日で、帰りにデパ−トの地下で、山形のだだちゃ豆を見つけました。普通の枝豆より、格段に美味しくて、食べ始めると止まりません。とうとう３００ｇ入りの袋ぜ〜んぶ、１人で食べてしまいました。こころなしか、顔がお多福豆化してきたような……。

ゴキブリのようになった花豆の行方ですか？　私は、明るい所で、１つ１つ確認しながら食べました。夫は、笑いながらも気にせず、いつもの黒豆の代わりに、ヨ−グルトに混ぜて食べてくれました。めでたし、めでたし！