先日大阪で行われた同窓会で、松下幸之助さんのお孫さん（？）で、松下電器にお勤めのＮ君と話をする機会があった。中学高校時代には一言も話した記憶はないが。

私は松下の製品のファンで、家電製品を買うときには、先ずパナソニックかナショナルの製品の中で吟味し、適当なのがない時だけ、他のメ−カ−のものを探す。だから、我が家の家電製品は殆ど松下のものである。

デザインが良いこと、希望する機能が殆ど備わっていること、宣伝がうまいこと、の３つがファンの理由である。但し、他に比べて少々お高い。それでも買おうとするのには、他にもまだ理由がある。

以前、５年位前のＴＶ（２４インチ）の画面に、灰色の太い線が入りだし、そろそろ寿命かなと思っていたある夜、煙が出始めた。びっくりして、メ−カ−のサ−ビスセンタ−に電話をしたところ、電源を抜いてそのままにしておいてください、と。

翌日やって来てあれこれ見た挙句、修理が出来ないので、同じ物に無償で交換するとのこと。結局、同じ２４インチがないので、「２７インチでいいでしょうか？」「そちらがよければいいですよ」となった。ＴＶが大きくなると、それを置く台が大きくなくてはいけないので、「台も付けさせて頂きます」。それまで使っていた台は、ガラスの扉が１枚外れたままになっている代物だった！

そのＴＶは今も使っている。もう７年は経つのではないだろうか？　その間、１度、やはり同じような灰色の線が入りだし、ひょっとしてこれも煙が？！と心配（期待？）したが、いつの間にか直ってしまった。



冷蔵庫もそうだった。真夏と言うのに、故障。修理の人を呼ぶと、どこかの部品を替え、「多分これで大丈夫と思いますが、念の為モ−タ−も新しいのに交換しておきました。保障期間は５年で、ちょっと過ぎていますが、５年以内ということにしておきます」と言って、また無料だった。

故障し易いということなのかもしれないが、ａｆｔｅｒ　ｃａｒｅが良いのも感じがよい。

そんなことを目の前に居たＮ君に話したのだった。「ああ､判ります、○年前ね」。彼は、そういった消費者の現状を把握し、対応する係なのだと言い、うちのテレビの機種を即座に思い浮かべているようだった。

会社は、製品の欠陥を秘密にせず、消費者に公にしなければならないとも話し、「三田さん、うちの社長の前で、その話をして下さいよ」なんて言われてしまった。（Ｎ君、こんな内容だったと理解しましたが、間違っていたら、ごめんなさい）。

ところで、私は欠陥製品によく当たるようで、最近問題になったＭ自動車のＰ車に乗っている。この夏、電話がかかってきて、リコ−ルに当たりますので無償修理を、と言われ、直してもらった。旅行に出る前だったので急がせたが、無理も聞いてもらえた。

犬でも飼い主に似てくると言うから、私が欠陥人間なのかな？？？