面接
2005年３月６日

七天ホームページの紙面を、編集長がたどたどしく繕ってくれています。
私の雑文もたまにはほころびのあて布になればと。

面接らしきものを２月下旬受けました。
わたしの過去の人生で受けた面接。したことはあるが、されたとなると？
多分小学校入学の時、全く記憶にはない。
就職面接があったとすれば、講師を雇うために故キントト（別名澤田先生）あたりが“附高にきますか”と言われたかもしれないがこれも定かではない。
この年になってはじめてのちゃんとした面接か、ちょっとは緊張と期待。

前置きはこれぐらいにして、何の面接かと言えば“大阪市立大学の社会人大学”に入学するためのものでした。詳しくは“創造都市研究科”それも修士課程です。いまさら学歴は要らないんですが。
昨年の暮れ或る講演会に行きました。その時の講師の紹介かでその学校の存在を知り、なんとなく願書を取り寄せてみた。
もんだいは授業が夜あり、週３日ぐらいは通はなくてはならない。ちょっと自信がありません。

応募書類として卒業証明書がいると、インターネットで調べて送ってもらった。何十年ぶりにわが成績表をみて、それなりに思い出にひたったりする。
経歴書と業績書も書く。この年になると案外いろんなことをしてきたと認識させられた。

研究計画書も要った。これからの商店街がどうなるか？日本橋商店街を土台にして考察しますと、カッコをつけて提出しました。
添付として、新聞のコピーや幾つかの商店街と組んで作った委員会報告書、ついでにこのホームページの商店街について書いたものもつけておいた。審査した人達がどう思ったのか少しは興味がありました。でも面接では質問してくれませんでした。



願書を出したら書類選考はパス。
面接の日時の連絡がきた。その日の夕方には東京での山の集まりに行く予定と重なる。時間的に無理でしたので電話してみたら、２〜３日経って変更の連絡を貰う。これも社会人だからでしょうか、ちょっと恐縮。


知り合いの市大の元教授と会ってはなしました。 冗談交じりにコネを使いますか、裏口入学させましょうかとか、親切にも言って頂いたが丁重にお断りした。

面接の仕方はどうしたもんだろうと。ノックをして失礼しますと入室するんだろうか？とか結局自然に任せることにしました。
４人の先生方がおられた。学部長とおぼしき人が私より少し年上、教授が少し年下、あとの二人が４０代と見受けられた。

カルチャーセンターと思って来られる方がいますと事務の方から聞いていたので「最近本は読んでおられますか」と尋ねられたときはちょっと小難しく知ったかぶりのことを答えた。
商店街についてのやり取りは長年の実体験がものをいい、とうとうと説明した。特に最近のわが街日本橋の質問をなさったロボット・ガンダムがお気に入りの若い先生には、微にいり細にいりお教えした。２０分の予定が３０分ぐらいになり、ひとりの先生がそろそろ終わりましょうかとおっしゃる。２５分までわたしがしゃべったのではなかったか。

とみに落ちてきた思考能力・記憶力・さらに体力が問題です。更にもっとも重要な気力が続くのかも大いなる心配事です。
本音のところは知的能力・体力がまだかすかに残存していると幻想をいだけるうちに、もう一度楽しかったと記憶する学生の真似事をやってみたかったのです。
とはいっても目下まだ入学許可はもらっていません。