50講

「あなたは愛なしには生きられない」

ヨハネ３：１６
2002年7月7日

寺田由弘宣教師

神は実にそのひとり子を
お与えになったほどに世を愛された。
それは、御子を信じる者が、
ひとりとして滅びることなく、
永遠のいのちを持つためである。

１．聖書とはどんな書物であるのか。
世界のベストセラーであり、「本の中の本」（バイブル）と言われる聖書は私たちに次のことを教える。
（１）神とはどんな方か？
（２）人間とはどんな存在なのか？
（３）神と私たちの関係について。

聖書は決して科学の本でも、道徳修養の本でもない。私たちの人生規範の書であり、信仰の書である。また、神より私たちへのラブレターとも言える。

２．ヨハネ３：１６は「聖書の中の富士山」とも言われ、神と私たちとの関係を示している。
(ア)　聖書の神観念は、
（１）人を愛される神。
（２）積極的に語りかけられる神。
（３）具体的に行動される神。
恐ろしいものを神としたり、静かであればありがたさを感ずる神観念、またご利益中心の神観念とは何と大きな違いがあることか。

(イ)　人間とは愛なしには生きられない存在である。
（１）他から愛されることなしに人は生きれない。
（２）人を愛する愛なしにはまた生きれない。「愛されないことはこの世の地獄、愛せないことは永遠の地獄。」
（３）人は愛（キリストの愛）なしには永遠の滅びに到る存在である。

(ウ) この人類を救うために神はそのひとり子をこの世に遣わされた。
（１）無条件の愛である。只信じることのみによって人は滅びをまぬがれる。
（２）永遠の命を与えられる愛である。

３．この救いに入る方法は只ひとつ。悔い改めと信仰のみである。