先日夕方、ＰＣの横のブラインドを閉めようとしたら、隙間から何かが見えました。？と思って覗くと、何とニャンコが、ベランダに置いた植木鉢の台（高さ１ｍほど）に寝そべっているじゃありませんか！　いつもの野良猫です。

「あっちへ行きなさい！」とジェスチャーをしたものの、何言ってるの？と言わんばかりの顔をして見ているだけで、動く気なんかありません。じーっとこちらを見て…。飽きたように、欠伸まで始めました。全く人を馬鹿にして！



そもそも、動物に興味がないほうで、それは本能的に相手にも伝わり、野良猫は私を見ると、びくっとして逃げ出したものです。ニャンニャンハウスとも言うべき、６匹猫を飼っている友達の家に行っても、私には見向きもしませんでした。ところが、今は、友達の殆どが、ワンコかニャンコを飼っています。あちこち訪ねるうちに、どの子も可愛く思えるようになってきました。

すると不思議なもので、ニャンニャンハウスへ行くと、ニャンコが擦り寄ってくるようになったのです。持ち主がびっくりするほど。膝に座りに来て、顔をすりすり！

で、ふと気づいたら、このマンションの敷地内で餌付けされている（これは、マンション内で一騒動あったのですが）野良猫が、私が外から帰ってくると、わざわざ屋根から下りてきて、そばでニャーニャー鳴いたり（餌を貰える訳でもないのに）、花の手入れをしていると、私の後にいくらでもスペースがあるのに、私とプランターとの２０〜３０ｃｍの隙間を、のうのうと歩いていくのです。寄ってきて、ひっくリ返り、お腹を見せたりもします。私を見ると逃げ出していたあの野良猫が！



先日のニャンコは、見詰め合っているうちに、のそっと降りていきました。出て行った、出て行った！と、ブラインドを上げて確認すると、ベランダに、猫の置物そのものの格好で私の方向を向いて座り込み、またまた見つめているのでした。持久戦に耐え切れず、ブラインドを下ろした私。暫く経ってまた見ると、さっきの台の上で、静かにおネンネの状態でした。

今日また、同じ場所を占領しています。以前、手すりに置いていた私のお気に入りの鉢が、落ちて割れていたことがありましたが、あれは、やはり、ニャンコが落としたのでは？　遠くから重いのを持ち帰ったんだったのに…。

これは、今日撮った証拠写真。ガラス窓を通して撮っているので、少しぼんやりしていますが。
にっくき野良猫！　でも、この顔を見ると、怒れなくなってしまう私です。せめて、いやなお土産（？）だけは置いていかないでね。