半ズボンに綿のＴシャツ姿で、花の手入れをしていたときのこと。外に出ると曇っていて少し肌寒く感じましたが、もう着換えるのも面倒で、そのまま。高いところから重いプランターを下ろしたり、取り除いた枯葉を掃いて集めたりしているうちに、寒さも感じなくなりました。このマンションは１０戸しかないので、普段滅多にここの住人と会わないのですが、門を入ったところに何時間も居るのですから、珍しくいろんな人に会いました。週末と言うこともあって、家族中全員と言ってもよいほど、住人が出たり入ったり。

そんな中、ある親子が帰って来られました。お母様の方が、私を見るや、腕を掴み、まぁ！とびっくりしたご様子。「私ね、三田さんって細い方だと思ってたの！」。その方、４０ｋｇもないんじゃないかしら？と思うほど痩せてらっしゃるので、彼女から見れば大抵の人は、太っていることになるでしょう。

でもこういうことは度々あって、「そんなん嫌でしょう？」と言われたことも。言われ慣れてるので平気。またか、と笑ってしまいます。

極めつけはこれ。今から１５年も前、ＰＴＡ仲間として知り合ったＵさんと今も仲良くしているのですが、何年も経ってから言われたことです。
「貴女と初めて会ったとき（喫茶店で真向かいに座っていたのですが）、痩せた人だなと思ったの。でも立ち上がったら…、脚がむくんでるのかと思った！」
「そこまで言うか！」
彼女は、身長１５７〜８ｃｍ、体重３５ｋｇ。カモシカより細い脚の持ち主。

さて、話を戻します。
お母様の後、車から娘さんが降りてきました。
「三田さん、そんなおズボンはいてぇ！　ボーイフレンドできないわよっ！」
ま、太い脚をさらけ出して、決してかっこいいとは思っていませんが、ズボンそのものはオーストラリアで買ってきたもので、結構デザインが良くて、気に入ってるのですが…。この夏の古座川では川遊びをするので、この半ズボンを持って行こうかなと思ってたのに、やっぱりみっともないかなぁ？

で、でもー！その方…。娘さんとは言いましたが、お母様が７３、４だとおっしゃてたんですもの、４０代後半か、下手をすると５０。で独身。ご自分の心配をなさった方が！