午後からも、同じ２人で乗船。車で川上まで行って、下って行くのですが、転覆してもオールだけは離さないように、とか、水深は７ｍの所もあるとか聞くと、ほんとに女同士で大丈夫かと、ちょっと緊張。でも、流れの速い所がうまくいったので、後は気が楽になり、川からの景色も楽しめました。オールを使うのは力も要るし、真剣に漕いだことはいうまでもありませんが。



さて、カヌーに乗って、川下まで返しに行くことになりました。ちょっとそこまでかと思ったのに、先導するＳ君はどんどん下っていきます。かなり離れてしまった頃、向こうの浅瀬に船を付けているのが見えました。カヌーを返した後、小屋まで送ってくれるために、車で追いかけて来たＮ君も居ます。

あー、やっと到着、と思いきや、船は川の真ん中を、流れに乗ってドンドン下って行ってしまいます。流れに逆らい、力いっぱい漕いで、苦労して川上に戻り、浅瀬に辿り着きました。と、先導者は、またまた船上の人に。
「えーっ、ここじゃぁなかったのぉ？！」

浅瀬も浅瀬、カヌーはしっかり砂利の上に止まってしまい、オールで押しても、一向に川の方に戻れません。親友を乗せたまま、私が降りて船を押しました。その瞬間、すってん！ズボンはビチャビチャ。



とまぁ、思いがけない小難があって、小屋までの川下りよりよっぽど疲れましたが、最終地点には無事に辿り着き、「やっぱり私、操縦、上手だわ！」と、のたもうた私。だって、いつも気楽そうに暮らしているように見られ、夫の操縦がうまいんだ！と、人から言われてきたのが、実証された形！

ほんというと、操縦なんて滅相もない。いつも真剣に、人生の川を漕いでいるだけなんですよ。時々、流れに身を任せながら…。