緊急東京忘年会は、和気藹々ととても楽しいものでした。結果良ければ全て良し、で、疲れも吹っ飛びましたが、実は……。

前夜、就寝は１時過ぎ。なのに、遠足前夜の心境でしょうか、５時過ぎに目覚め、起き出しました。出かける１時間くらい前から眠くなり始めましたが、寝直す暇などありません。今日は４連荘（！）の予定があるのです。

１０：００〜１１：３０が近所でヨガのお稽古、１２：００〜１４：００が近所で、いつものヨガ仲間ではない友人と会食、赤坂に移動して１５：３０〜１８：００が奥方と時間潰し、１８：００から忘年会。

奥方の用は３時には終わるでしょうとのこと。「２時間半も時間潰しなんて、どこで何をする？」と書いたメールに、奥方の返事は、「アンタと私のこっちゃさかい、２、３日でも１週間でもどこでも潰せます」という、ふざけたものでした。相変わらず！

最初の２つは順調に。さて、赤坂に着き、約束の３時半になっても電話が来ません。奥方は携帯を持っていないので、一方的に待つしかないのです。喫茶店で待つと言ったのですが、その前の会食で、まだお腹はいっぱい。

取り敢えず、することがないので、ウィンドウショッピング。ただ、赤坂は華やかな色や柄が多く、私の興味を引くものがありません。１時間経って、やはり喫茶店で待つしかないと入りました。ふと気付くと、たった今、携帯に「着信あり」のサイン。しっかりと手に握っていたのに、大通りに居て聞こえなかったのでしょう。



喫茶店では、一寝入りしたいほど眠くなりましたが、まさかそんなことは出来ません。で、携帯メールで、待ちぼうけを食ってることを、友達にちくりました。返事は、「可哀想。奥、蹴ってまえ！」。なんと過激！

顔を上げると、窓の外に、申し訳なさそうな顔をした奥方が。５時ちょうどでした。ま、相手あってのお仕事なんだから、仕方がないんですが…。

彼女もお腹がいっぱいというので、お店を出て、またショッピングに付き合うことに。奥方は華やかです。先ほど言った通り、赤坂も華やか（派手とも言う？）。つまりピッタリ。

ブティックには、宝石も置いてありました。目をつけたものを、「お似合いになりそう」と薦められ、奥方は、「はめるだけなら、ただね」と指に。大粒のオパールに金の線状のものが何重にも周りを覆う大胆なデザイン。８８万円の正札！　「こちらはお安いですよ」と２０万円の、ブラックオパールなる、これまた変わった大きな指輪を持ってきました。それも指に。そして動じず、「ありがとう。８８歳のお祝いの時に頂くわ。こちらは（２０万の方）、もうとっくに過ぎてしまったもので…」。大物です。とても太刀打ち出来ません！

実は、その日は、奥方の上京（湘南から品川へ）に合わせ、気に入ったお抹茶を譲ってもらうのが目的。どうせ２人が会うなら、ついでに忘年会を開く？というのが本音だったのです。参加なさった方、ついででごめんなさい！こんな勝手なことを考えたから、待ちぼうけを食う羽目になったのでしょうか？！

で、そのお抹茶、「お詫びに上げる！」と大盤振る舞い！「現金がない！」というのがキャッチフレーズの奥方から賜るなんて、勿体無くて口が腫れそうですが、心して頂きましょう。