去る１１月１１日（土）〜１２日（日）にかけて、知る人ぞ知る（知らん人は知らん）「浜寺ウインブルドン・テニスクラブ」の秋季合宿が兵庫県篠山市の「ユニトピアささやま」で行われました。





参加者　計13名
女性4名　林さん、林さん令嬢二人、山本（田治米）さん
男性5名　柏さん（６期）、村上さん、西田（敦）さん、松下さん、英保さん
夫婦2組　西栗さん、北上田（11日のみ参加）

それまで半月ほど続いていた秋晴れが、なぜか合宿前夜から崩れはじめ、夜半から雨も降る始末。「雨やったら、行かへんからな！」と、亭主の言うのをなだめつつ、テイッシュでテルテル坊主を作って窓にぶら下げて寝ました。

翌朝、起きてみると・・なんともビミョーな天候。降るよな降らんよな・・。亭主も「う〜ん、これはテニスできるかもしれんなあ、行くよりないか！」と、車で出発。途中、小雨がパラついたりしていたのが、瑠璃渓を過ぎたあたりから空が明るみ薄日も差してくる思わせぶりな空模様・・。

１２時すぎに篠山市内着。食堂で唐揚げ定食を食べている最中に、亭主の携帯がリ、リ、リと鳴る。「え〜ッ！？　テニスでけへんの〜！！」。すでに到着している６期の柏さんからの電話で、雨でコートに水がたまっているから使用不可とのこと！

「ここまで来てテニスができないと言われてもなあ。われわれは日帰り組やし・・。まあ、一応行ってコーヒーでも飲んで帰ろか」。愕然としながら車でユニトピアに向かう途中、道端に「篠山総合スポーツセンター」の看板をたまたま発見！　「土曜日の午後なんか空いてるわけないな」と言いつつも、急遽そこに立ち寄り、亭主が走って事務所に聞きに行く。

な、なんと、「たった今、キャンセルが出たそうや。テニスコート１面確保したで！」と、えらい鼻息で戻ってきましたよ。ああ、神は我らを見捨て給わず！！（この僥倖は日ごろ精進のええ七期生のおかげやね。雨男は六期にいるのやろ、きっと）

「ユニトピアささやま」は、紅葉し始めた木々に覆われた広々した丘に作られており、池もあって、とても気持ちのいい場所でした。そこのレストランへ行くと、すでに皆さんお揃いで昼食中。「もうどうせテニスはでけへんし・・」と、やけくそで？ビールを飲み始めた人もいるようでした。（誰や〜？）

いつも元気な林さんとそのお嬢さん二人にもお目にかかる。若々しく可愛いお嬢さんの姿に、息子しかいない山本（田治米）さんも私も「いいな〜、お嬢さんのいる人は・・」と、大いにうらやましがったことです。

６期の柏さんとは、高校卒業以来４２年ぶりの再会。スリムな体型も印象もちっとも変わっておられないのに一驚しました。（これは褒め言葉です！）。ひょっとして柏さんも「全摘」？　違うよね。（「全摘」の意味不明な方は七天トップページ「高野山還暦同窓会」を読破してください）





そのうち、西栗夫妻も到着。とてももの静かな雰囲気のお二人で、ち〜とわれわれ夫婦も見習わなあかんな、と深くわが身を反省したことでした。いつも大きな声でガヤガヤ言うたらあかん！



昼食後、車に分乗して、確保したテニスコートへ出陣。１２人で１コートは少し苦しいな、と思っていたら、隣のコートも人が来なくて使えることに。なんてラッキーなんでしょ！

皆さん、すごく気合が入っていて、林さん、田治米さんは早速ストレッチを始め、柏さんも黙々とコートの周囲を走っている。それを見た北上田、「む、む！　あいつヤル気やな！」

松下さんは、新調のラケットとシューズで横浜から駆けつけられた由。（よかったね〜、なんとかテニスができて・・もし兵庫くんだりまで来てテニスできなかったら奥さんに申し開きできなかったよね）



ラケットと言えば、村上さんのラケットは、かの有名なプロテニスプレイヤー福井烈さんの使っていたものを穴吹編集長経由で譲り受けたという話でしたね。・・持たせてもらったら確かに年代物らしくずっしり重いラケットでした。その由緒あるラケットで村上さんが福井プロ並みの華麗なプレイを見せたかどうかは・・各自ご想像ください。



英保さんは、一週間ほど前からひどい腰痛が出て、整形外科でコルセットも作り、痛み止めの薬を飲みながらの参加とか・・。そのわりに縦横無尽に走り回っていたような・・。「アイツ、ほんまに腰痛か〜？」との顰蹙の声などものともせず。いくらテニス命の英保さんでも無理したらあかんのに〜・・



<

かく言う私、酔桃も前々日、ロクロを挽いている時に腰をいわして腰痛のため見学。軽快な身のこなしの松下さんも六十になって五十肩が出てるとか・・まさにトホホの還暦テニスです・・

「ま、六十のテニスはこんなもんやで！」とは西田さんの名言でした。（とは言え、西田ドクターの時折り放つ弾丸ショットはすごかったです。その威力には、みんなタジタジでした）

　

チーム決めのジャンケンポン。まさかのまさか、また西栗夫妻がペアになったではありませんか！　１２人でじゃんけんしたのにね、なんで二人が一緒になれるのかな！？　 まさに「伝説の西栗夫妻」です。やっぱり愛の絆かなあ・・。うちら腐れ縁の絆だけどね〜。



プレイ開始。これが楽しいのなんのって！　見学・カメラ班として横で見てヤイヤイ言ってるだけなのに、ほんとに楽しくて笑いこけましたよ。珍プレイ好プレイの連続で・・。最初の足の出が遅いからボールの手前あと３０ｃｍでずっこけたりするのはザラ。ボレーをやる気にはやって、ネットの上にのしかかるように相手コート内で打ってる人あり、また万全の体勢でスマッシュを決めに入ったのに、まさかの大空振りをする人がいたり、かと思えば「よっしゃ、ここは勝つで！この勝負は絶対もらう！」と、足より口を動かして大奮戦している人がいたり・・・。

どこぞに私より下手な人おらんかなあ、とキョロキョロするも、おらへんなあ、みんなちゃんとサーブが入るし、あさっての方角に球を打つ人もおらへん。第一、私ほどゼーゼー息を切らす人もいないようやし・・今日は腰痛でよかったかなあ。なんたって林さん母娘も田治米さんも西栗夫人もスマートや、よし、まず減量から始めんと無理かなあ・・。



でもやっぱり一緒にやりたいな！　下手でもこのメンバーだったら許してくれそう・・「下手も愛嬌」って言ってくれそう。そう思わせる優しい雰囲気と和やかさがありました。浜寺ウインブルドンメンバーの人徳かなぁ。

歳を重ねてから、友達と遊ぶってほんとに楽しい！と心底思ったことでした。なんでやろ？　もうあと３０年も一緒に遊ばれへんってわかってきたからかな？c ４時間ほど遊んだ後、薄暗くなりナイターの灯も入った夕方５時近く、小雨も降ってきたところで、楽しいテニスもお開きになりました。日帰りの私たちはそこで失礼しました。



英保さんのお話によりますと、その後、皆さんは「ユニトピアささやま」の宿へ帰って、温泉に入り、食事をした後、３時間もカラオケを楽しまれた由。翌日もテニスコートは雨で使えず、近くの農協直販所で地元のおいしい野菜を買い込んで、帰路につかれたとのことです。

あ〜、楽しかった。今回、メンバーの小川（和）さんが不参加で残念でしたが、来年は是非、飛び入りも含めてもっとたくさんの人が参加できたらいいですね。

みなさん、どうも有難うございました。