●１日目　兵庫県佐用郡

大阪の義妹に連絡メール。「突然ですが、明日、これこれで帰省」。すると、「早速お遊びで恐縮ですが、ひまわりを見に出かけませんか？ 」と。お互いに、渡りに船、という感じ。

車で行くことにしたので、義母も連れ出すことに。中国自動車道は、車の数が滅茶苦茶少なく、ドライブは快適。ところが、時々、車のどこかで何かが擦れるような音がします。何の音かしらね？と言いながらも、車検を受けたばかりなので、あまり気にもしていませんでした。

佐用ＩＣで降り、暫く行くと、ひまわりらしき黄色い線が見えてきましたが、この先にもひまわり畑があるようだし、「ひまわり館」と言う物産店にも行ってみましょう、と決めました。

ところがどんどん行っても、もうひまわりはなく、道を間違ってるらしい、と義妹が言い出しました。地図を確認。北へ行くべきなのに、東に来ています。なるほど、それじゃ戻りましょう。

さっきのひまわり畑まで戻り、橋を渡って、右折して、どんどん進みます。
「ひまわり、見えなくなってしまったねぇ。道、間違ってるんと違う？」と義母。ひまわりを見に来たのに、素通りばかりで、訳が判らない様子。
「いえいえ、今度は大丈夫！ひまわり館に先に行ってから戻ってくることにしてるんですよ。ちゃんと今日中にひまわりお見せしますから、ご心配なく！」

やっと、ひまわり館に到着。でも、なんてことないところでした。せっかく延々と車を走らせてきたので、すぐ近くの瑠璃寺も見ることに。





重要文化財の仁王さま

それまではただの田舎道だったのが、山門を入ると突然、深山幽谷の世界。太い杉の木立が並び、気温も急に下がって、ひんやりするほど。行基が建てた由緒あるお寺だそうです。灯籠も苔むして、いい雰囲気。

さぁ、ひまわり畑に戻りましょう。そろそろ５時。肝心のひまわりが暗くなっては見えません！ １度通った道のこと、よく判っています。適当な所で駐車。もう至る所、ひまわりだらけ。１５０万本ですって！　来た甲斐がありました。義母も、やっと満足！

ところが、ひまわりって、太陽に向かって一日中首を回していくのかと思っていたら、西日を避けて、みんなそっぽを向いています。だーれだ、後からひまわりを見ようと言ったのは？！

写真を撮るには、反対側に行かないと。足下が悪いので、義母の手を引いて、狭い畦道を渡りました。でも今度は逆光。強制フラッシュにして、撮ってみました。義妹は、もっと上に行ってみると言って、あっという間に高いところに。なかなかお転婆さんです。佐用という場所は、棚田で有名なところだそうで、そこを利用して、ひまわり畑にしている様です。



ひまわりの色を意識して
黄色のＴシャツを来て行きました

ホテルに向かいました。後少し、と言う時、信号を右折した途端、キー！カンカン！（実際の音がどんなだったか、もう忘れましたが）、と、ものすごい音が！車が爆発でもするのかと思いました。

怖くて、とにかくエンジンを切って停車。こんな所で止まってしまったら、帰れなくなってしまいます。おそるおそるエンジンをかけると、何事もなかったかのように動きますし、今度は全く音もしません。何とか、ホテルまで無事に到着。

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●２日目　赤穂市



２日目は、先ず、近くのＧＳに寄り、点検してもらいました。「ブレーキに小石が挟まったりした可能性も考えられますが、特に異常はなく大丈夫と思います」とのこと。タイヤの空気を入れてくれたりして、丁寧な応対。代金を聞くと、「そんなの結構です」と言われ、親切心に報いるため、ガソリンを補充。「気を遣って頂いて」と、どこまでも謙虚な人。



　

赤穂へ出て、大石神社、赤穂城址などを見学。お昼には、お城のすぐ傍にあった回転寿司へ。義母が、回転寿司なるものを食べたことがないと言うので、後学のために（？）入ったのでした。お茶の出る蛇口を見て、「これ、何？」。回ってくるネタを、しげしげと眺め、プリンやメロンに、カルチャー・ショックを受けていました。お魚の美味しい赤穂と言うのに、ろくでもないネタでしたが、看板には、「味へのこだわり」と。ご愛嬌というか、詐欺と言うか。

車はその後順調で、山陽道をひた走り、猛暑の中のミニ嫁姑旅行は、無事終了。暑かったぁ！怖かったぁ！