最近、夫とＴＶを見ながら夕食を取っていたときのこと。番組の中で、ある中年レポーターの、１０年くらい前の映像と、今の映像が映し出されました。

夫：この人、昔とちっとも変わらないねー！
鉢妃：ほんとね。私も今そう言おうと思ったの。
夫：ママも、つい最近まで若々しいと思ってたけど、最近急に老けたねー （だったか、ショックが大きすぎて、正しくは何と言われたのか覚えていませんが、意味はそういうこと）。
鉢妃：（ショックを隠しながら）そうお、そう思う？

このときの夫の返事は、な、な、なんと、しっかりと（！）、大きく（！！）、肯定的に（！！！）、「うん！」と、首を縦に振ったのです！　ガーン！！！　夫と言えども、それを言っちゃー、おしまいよ。

更に、さらに、こんな台詞が飛び出しました。
「でも、お化粧をすると、まだまだ若々しいよ」
傷口に塩を塗る、とは、このことでしょうか？！

頬はたるみ、縮緬皺が目立ち、老け顔になってきたことは、十二分に自覚していました。でも、他人は、意地悪な人でない限り、思っていても言いません。夫だからこそ、その言葉は本音。

その事件（？）の１週間ほど前、美容院へ行きました。いつも気に入った髪形にしてくれる美容師さんの勧めに従い、何年ぶりかでパーマをかけたのです。ところが、翌日からは無残な姿。艶がなくパサパサ、髪型はどうにもまとまらず、泣きたくなりました。どうしても必要があって、親しい友達に会ったら、「パーマかけたの？！」と、かわいそー、という感じの顔をされました。

１ヶ月経った今、やっと馴染んで来ましたが、ほんとに今回ばかりは、２度とパーマはかけまい、と、心に誓ったものでした。それを自覚していたので、夫の言う「つい最近」というのは、パーマのせいでもある、と、我と我が身に言い聞かせ、慰めている鉢妃なのです。

どうかどうか、女心を傷つけるような言葉は慎んで下さいね。