●いきさつ　

「冬のソナタ」、略して「冬ソナ」、という韓国ドラマに、大勢の日本人のおばさん達がはまったということは、ご存知の方が多いことでしょう。そのドラマに、なんと、奥方と鉢妃も、見事にはまってしまったのです！

ＢＳで放映していた頃、景色や音楽が綺麗よ、と友人から聞いていたのですが、ほとんどＴＶドラマを見ない鉢妃は無関心でした。それが今回、たまたま夫がつけっぱなしにしていたＴＶをぼんやり見ていたら、最後に、タイトルが出たのです。これだったのね！と。しかも第１話。それからは、毎回、欠かしたことがありませんでした。



ある日、奥方から、「“冬のソナタ”って知ってる？」と言うメールが来ました。彼女も偶然２話から見て、はまったそうです。

で、彼女は、「韓国へ行かない？」と誘ってきました。「今、冬ソナツアーで、韓国へ行くなんて、顰蹙もので、ＨＰ用に面白いんじゃなーい？」と言うのです。奥方に言わせると、私の第１声は、「韓国ぅ―・・・？！」と言うものだったそうですが。

韓国料理が苦手なんです。格山先生には悪いけど（先生のせいじゃない！）、参加させて頂いた済州島ツアーの２食目で、韓国料理に辟易した体験が。その後、キムチさえ、何年も食べたことがありませんでした。でも、「イタリアンだって食べられるよ」と。

“冬ソナツアー”なんて言うと、馬鹿にされるかも知れませんが、奥方の話は、そんじょそこらのものではありませんでした！



実は、彼女の旦那様（松浦の殿さま）のお友達である韓国人の閔（ミン）さんは、冬ソナの舞台になったナミ・アイランド（南怡島：ナミソム＝上の地図）の持ち主なんだそうです！　ドラマをご覧になった方は、ヒーローとヒロインが、高校時代、学校をさぼってデイトをした島、と言えば、お判りでしょう。タイトルバックに使われていた、雪の降りしきる木立も、その島だということを、後から知りました。

殿と奥方を通し、閔さんと連絡が取れ、こちらの希望訪問日にＯＫが出た後、鉢妃が旅行会社で下調べをしておいたツアー（２泊３日の飛行機とホテルだけのパック）に申し込もうとしたら、すでに満席！ホテルを変えても取れない、と。結局、最初の最初に、インターネットで見ていた３泊４日のツアーが、たった２席空いていて、事なきを得たのでした。

実のところ、閔さんと面識のない鉢妃は、どこまでご案内頂けるのか、なんだかよく判らないまま、奥方の誘いに乗ったのでした。

もう１つ不安材料がありました。奥方曰く、閔さんの英語は、アー、ウーが多くて、何を言ってるのか判らない、奥様の英語は、上手すぎて判らない！　意思の疎通は出来るのでしょうか？！

「冬のソナタ」は、既に２度も放映されていますので、ストーリーを知っている人は周りにたくさん居ましたが、「言わないで、言わないで」と最後まで秘密にしてもらい、毎回の放映を楽しみにしていました。８月２1日（土）最終回が終わり、旅の出発は、週明けの月曜日から。満を持して、と言う感じで、旅は始まったのです。

それでは、奥方と鉢妃の、“格安”転じて“豪遊”旅行の始まり、始まりー。

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