悲願達成まで

●第０日　２００５年４月２３日（土）


七天の東京でのお花見が叶わず、４月２４日（日）と２５日（月）だけ空いている奥方に、「北にドライブして、三春の滝桜を」と言った途端、父の入院の知らせ。

「喜ばせてごめん！帰省するからだめになった」とメールすると、「エーン、うきうきしてたのにー！　以前から行きたかったの」と、落胆の返事。でも、父の看護を優先するようにとのこと。

帰省中は、毎日実家から１時間かけて病院通い。夕食時まで、病室で父と過ごしました。夜には実家のPCで開花情報を検索していると、１９日の予報が、１日早く１８日に開花。１日ずつ三分咲き、五分咲き、と、どんどん進んでいきます。

父の病状（と言っても、大ごとではないのですが）との成り行きで、半分諦めながらも、滝桜と奥方の都合が合いそうなのは滅多にないし・・・。いっそのこと散ってしまったと聞けば諦めもつきますが、退院の日も、満開の日も、近いということだけしか判らず、やきもき。

２０日朝の母との会話：「もう五分咲きだって！」「もう無理よ、あきらめたら？」
２０日夜の母との会話：「でも写真を見たら、まだあんまり咲いてないから、ばっちりかも」「途中で雨が降るわよー」

父は、入院していれば、何事があっても処置して頂けるので、むしろ安心。父の為というより、母が病院通いで疲れないように、代わりに行った訳ですから、帰省すると言った時には、「お花見には行ってちょうだい」と遠慮していた母。私とのおしゃべりが楽しくて、帰したくなくなったようです。

２２日（金）にはとうとう満開になりました。でも、お天気続きの予報ですし、２日後なら大丈夫そう。父の退院が土曜日に決まったので母も安心し、今度は急に金曜中に帰りなさいと勧められました。１週間の病院通いで、少しは役に立って、こちらも気が済みましたし、両親に感謝されて、金曜夜帰京。

帰るなり、留守中に散らかった部屋を片付け、翌日土曜は、掃除、奥方用のベッドメイキング、洗車、旅行の諸々の準備、翌朝食用の買い物。全部済んだところに、目白でお茶会を終えた奥方が、我が家に宿泊のため、来訪。間にあったー！

まぁ、綺麗なお着物姿の奥方でした。宗家夫人の風格が漂います。着物姿のまま、夫と２人で、ビールで乾杯。飲兵衛の相手をしてくれていました。いろんな話題に対応して、社交上手だなーという感想。ま、お仕事の半分は、社交みたいなもんでしょうから、慣れていて当然かしら？お家では、あんまりしゃべらないそうですが。外での社交疲れ？

選りにも選って、お客様のときに、お風呂のコンピューターがエラーになり、満杯のはずのお風呂がちょっぴりしか入ってなくて、奥方を裸でうろうろさせるおまけ付き！危うく風邪を引かせてしまうところでした。やっと治ったばかりなのにね。

七天仲間（首都圏）を誘うはずだった遠方お花見も、こんな事情でまたまた時間的余裕がなく、皆さま申し訳ありません。





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