早朝、もう１度、桜を見ながら露天風呂に入りました。曇っていた空も、朝食時には陽が射し始め、今日も良いお天気になりそうです。東京では雨の予報なのに、なんて運が良いのでしょう。



会津磐梯山。あまりの美しさに、停車し撮影



猪苗代湖

食後、旅館内の朝市で、野菜、その他諸々を購入。今回は車なので、重い物でも平気。奥方にも負けないほど、沢山買い込んだ鉢妃です。きゅうり、にら、長いも、丸いこんにゃく、初めて知った菊芋（生姜のような形、蕪のような味）、岸壁に生える希少な岩茸の佃煮（高い割りに、どうってことなし）、小なすのお漬物、等など。

ロビーで、コーヒーを飲んだ後、出発。母の旧姓である「二本松」市にも少し興味があったのですが、特に何があるかも判りません。

奥方が会津塗りのお店に行きたいと言うので、会津若松へ。高速より一般道の方が景色が良いと聞いて、その通りに。

雪をかぶった会津磐梯山に向かって進むことになり、確かに良い景色です。去年来たばかりの猪苗代湖周辺（野口英世の生家）を通り、会津若松市内へ。

鶴ヶ城（写真上左）の案内板が見えたので、急遽目的地に加えました。これが又正解！　至る所、ソメイヨシノ（写真上右）が満開でした。



600年の歴史を持つ鶴ヶ城。
帰宅してから、白虎隊について、改めてお勉強



月曜日の昼間でも、花見客で賑わっていました

民芸品や会津塗りなどの売店が出ています。ここでまたお十時を食べたい奥方。場内でお抹茶を頂けることを目ざとく見つけ、係りの人に尋ねます。お城への入場料５００円とお茶代５００円の両方かかると聞いて、じゃ、止めるわ、と、諦めました。うろうろするうちに、お城の前の広場に。お城の方向と、お茶室（写真下）の方向が違います。



私がお茶を点てたら、まけてくれる？

「ねえ、お城に行かなくても、お茶室に行けるんじゃない？」と奥方。とりあえず行ってみました。玄関前には、カタクリの花（写真下左）が。以前、神奈川県橋本近くのカタクリの群生地へ行ったことを思い出しました。

お茶室の入り口で聞くと、「お城にはいらっしゃらないんですね。お茶室だけなら２００円です」。「２００円なら、いいんじゃない？」「いいわよ」。と、言うわけで払おうとすると、なんと、お茶代と一緒だと、１００円割引になりました！

お抹茶に供されたのは、薯蕷饅頭。昔、小学校とかのお祝いに貰った紅白のお饅頭のイメージがあって、どうも好きになれません。でもお付き合い、おつきあい。食べてみれば、もちもちして、案外いけました。





さくら、サクラ、と姥桜。いつも同じ台詞

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●会津若松市の中心街へ



松浦家とご縁のある山鹿素行の碑の前で

車をお城の駐車場に置いたまま、街を散策。会津は、山鹿素行の生誕地。歩き始めてすぐ碑がありました。会津藩主の蒲生家を通して、山鹿素行の直筆が、松浦家に来たとか何とか、と聞いていると、「あった！」と奥方。そこには、「松浦伯爵」の字（写真下左）が刻まれていました。松浦奥方を記念撮影。

お蔵を改装したような店構えの、会津塗りや民芸品のお店巡りをしているうちにお昼。同じような作りのお蕎麦屋さんに入りました。三色蕎麦（とろろ、山菜、後は何だったかな？）を注文。こきこきとおいしかったのですが、量の多いこと！

帰宅後偶然知ったことですが、会津若松では、七日町通りを中心に、昔の活気を取り戻すため、洋風化されつつあった商店を、大正浪漫風に再生したということです。お蔵がそのままお店になっているようなのが多かったのは、そのためでした。（参照：３／３１付け朝日新聞　ｂｅ　ＥＸＴＲＡ　）

「野口英世青春通り」もオープンされたばかり。その命名と、野口英世の漫画チックな顔がずっとあるのは頂けませんが、頑張ってるなという印象。これに交差するのが、七日町通りだったそうで、その先の、七日町の駅舎が、古時計のかかった素敵なカフェになっているとか。和風大好き人間の鉢妃としては、すぐ近くまで行っていたのに、残念！



このお店で、棗お買い上げ

ギャラリーのような立派な会津塗りのお店で、奥方は、上等の棗を購入。目的が達せられて、ご満悦。

かなり遠くまで来たので、タクシーを拾うことにしましたが、この辺りは、タクシーの数が少ないとか。やっと拾えて、お城の駐車場に戻り、ガソリン補給後、いざ帰らん。





会津若松、たんのうしました

帰京 常越道をかなり西に来たので、帰路は往路より時間がかかります。私にしては結構なスピードで休み無く走っていると、途中ちょっと疲れて、甘いものが欲しくなり、城内の売店で買った道明寺を食べながら運転。 一時的に雨に遭いましたが、そこをすぎると、また降った気配も無い様子。常盤道、首都高と走ります。結局、５時間ほど休憩無しに走り、自宅周辺に来たのは７時半頃。「夕食を食べて帰らなきゃ」という奥方と近所のベーカリー・レストランへ。 食事の他に、焼きたてパンもタップリ食べて、帰宅。食事前に、奥方は、姫に車でお迎えを頼んだのです。帰宅してまもなく、姫のみならず、殿もご一緒に、湘南から車でのお迎え到着。 内心、夜だし、玄関でお帰りかと思いきや、姫が今日お料理教室で作ってきた桜餅を、鉢妃と一緒に食べたいとのお申し出。 一晩留守をして、台所には夫の貯めた食器、奥方に寝室を提供したため、居間のソファーには、鉢妃の寝たお布団が！　大慌てで担ぎ出した次第。 まぁ、こんな部屋に、殿まで招き入れることになり、恥ずかしいったらありません。せめて、おいしいお茶でも入れようとしたら、殿も奥方も、「夜は眠れなくなるからお白湯を」ですって。何のサービスも出来ませんでした。 でも、お蔭でおいしい桜餅を食べられたし、殿や姫と楽しく会話も出来たし、良しとしましょう。 それにしても、たっぷりの３度の食事に加え、お十時、お三時、夜のお九時まで食べて、食べ通し。甘いものを１日に３回も食べたなんて初めてかも。お腹がすいていないのに、押し込んでいた感じ。 奥方もドライブ旅行がことのほか気に入ったようで、今後も続きそう。長年、「車での遠出なんて滅多にしないから、ナビは不要」と思い込んでいたのですが、方向音痴の鉢妃にとっては、「ナビをつければ遠出できる」ってことだったんですね。ますます行動半径が広がって、どうしましょう！

シャッターを押して欲しいとお願いしたり、
頼みもしないのに申し出て下さる方もあり


いきさつ｜１日目｜２日目