大阪の友人から、東京での書展（土日を最後に６日間）のお知らせが来ました。３日目までは、１日中出かける予定やら、用があり、４日目の夕食会の前に見てから行こうと思いました。

夕食会は、代官山で６時半から。今から出れば、６時半には悠々だわと思いながら支度を終え、いざ出ようとすると、し残したことを思い出し、部屋に戻ったりして、結局、二子駅に着いたのが１６：１８。１８分の急行に乗るつもりが間にあわず、それじゃついでに駅の構内で用事を済ませようと、入ってみると順番待ち。１０分ほど待たされ、１６：３０の普通電車を見送り（途中急行待ちなので）、次の急行１６：３３に乗車。

二子→（渋谷通過）→表参道乗り換え、銀座下車。後は５分もかかりません。目的のビルに着き、エスカレーターに乗り・・・、あれっ？　美術館は５階なのに、４階でおしまい？

奥にエレベーターがありました。中に入って、「５」を押し、「閉」を押しても、ランプがつかず、全く動きません！故障かな？　隣のエレベーターに移動しても、同じこと。　？？？

ガチャガチャ押していたら、すーっと動き始めたのはいいけれど、出てみたら、なんと１階に戻っていました！

そして、１階の壁には、書展の案内の看板が。最初からこのエレベーターに乗れば良かったんだわ、とよく見ると、なんと５時閉場！

出たり入ったりしているうちに、もう５時１０分くらいだったでしょうか。残念！　なんてどじなのかしら！　閉場時刻も見ないで、夕食会との兼ね合いしか考えなかったなんて！

もうだめとは思いつつ、受付・警備と書いたドアがあったので、５階に上がれたら、係りの人に、写真だけでも撮らせて貰えないか聞いてみようと、入ってみました（しつこい！）。

警備の人に事情を言うと、真横にあるエレベーターを指し、それに乗ってください、と言われました。ドアが開き、乗ろうとしたとき、その警備の人が、「あっ、５階の人たちが降りてきてしまいましたね」と。

「書展の方ですか？」と聞くと、男女３人のうち、とってもハンサムな男性が目の前に出てきました。同じ事情を言うと、「係りの人がもう居ないので、開けることが出来ないんですよ。申し訳ありません」と、優しい笑顔で、いかにも気の毒、という表情をされました（俳優に、あんな顔をした人がいたなー。これだけでも慰めとしますか？！）。

５階の人って？　書展の方だと言われた筈。係りの人じゃない？　誰が係り？　美術館勤務の人の意味？　いずれにせよ、諦めざるを得ません。

後から、検索してみると、１７：０２に銀座着でした。既にその頃、無情にも、エレベーターは４階までしか動かないようになっていたのですね。

世の中、「ればたら」は意味がありませんが、ちゃんと１６：１８に乗っていれば、悠々と間にあっていたのです。次の１６：２４の普通電車に乗っていても、５時に閉まると判っていれば、ぎりぎり間にあったかもしれないくらい。馬鹿、ばか、バカ！

早速、書展に出していた友人に電話をして謝りました。電車の中から、今銀座に向かっているとメールをしたものですから、黙っているわけにはいかなかったのです。

今度は時間が余ってしまい、近くのデパートをうろうろしたあと（我が家の近所には無い、好きなパン屋さんで買えたのでよかった！）、銀座→（表参道通過）→渋谷乗り換え→代官山と移動。

友人の作品を見て、写真をＨＰに投稿しようと思っていたのに、それが出来なくなったので、深夜日記に鞍替えしました。ハンサムさん、美味しいパン屋さん、深夜日記更新。３つも良いことがあれば、どじも捨てたものではありませんね。