●第５日　１月２４日（火）

トロムソ→トロンハイム→コペンハーゲン





トロンハイム空港にてプロペラ機に乗り換え

●飛行機の変更

今日は、コペンハーゲンに行く日です。ホテル内で朝食中、奥方が「今、マツラと聞こえた！」と。鉢妃は食べるのに夢中で（？）全然気づかず。そこへフロントの人が来て、「マツラ＆ミタ？」。旅行社が、今朝乗る飛行機の変更を知らせてきたのでした。オスロ経由でなく、トロンハイム経由でコペンへ行く飛行機に乗るようにと。因みに、このときの電話は日本語。



再び空港に向かうバスから


●空港を間違える

トロムソ空港（写真左、スーツケースをかたどったモニュメント）に着くと、搭乗客の中に、１昨日私たちと別れたカップルが。彼らは２泊、私たちは１泊の筈が、結局また一緒になったのですから、向こうはびっくりしていました。同じ飛行機で出発。

飛行機は無事着陸。乗客がぞろぞろと降りていきますが、一部乗客は座ったまま。早く出る人もあれば、のんびりと後から出る人もあるのはいつものこと。

スチュワーデスにさよならを言って、外に出て、次の出発ゲートを調べます。
上から順に見てゆくと、行き先に、「トロンハイム」の表示。えっ？？？
鉢妃が訳が判らなくなった途端、奥方は係員に、次はどこに乗るかを質問して、びっくり！

ここは、トロンハイムではなかったのでした！　一瞬パニック！　降りてしまった飛行機の搭乗ゲートが１４であることを見つけ、駆け込みました！　奥方は半券が見つからず、焦っています。やっと発見。で、半券を見せ、事情を話し始めたところ、「Ｎｏ　ｐｒｏｂｌｅｍ！」。天候不順で遅れているから、とのことでした。ま、出発時刻の表示を見て、間に合ったことは判っていましたが。



間違って下りてしまったＢＯＤＯ空港

無事再搭乗。スチュワーデスが私たちの顔を見て、笑いながら、手を打って「Ｉ　ｋｎｏｗ！」と。トロンハイム以外に止まるなんて、全く聞いていなかったので、びっくりするやら、恥ずかしいやら！


●ＧＬＯＢＡＬ　ＦＵＮＤの申請にやきもき

ここで、鉢妃には大きな役目がありました。ノルウェイ最後の空港なので、ここでＧＬＯＢＡＬ　ＦＵＮＤを申請しなければなりません。しかも次の搭乗まで、２５分しかないのに、その間に終えなければならないのです。

トロムソ空港で聞いていたので、ＴＡＸ　ＦＲＥＥの店に言って聞いてみると、そこで手続きをしてくれるとのこと。持っていた書類を３枚見せると、クレジットカードの番号を記入し、銀行口座に入金されることになりました。現金受領と聞いていましたが、オスロと違って小さい空港なので、できないそうです。





トロンハイム空港

今度はプロペラ機。タラップを上るなんて珍しいので、記念撮影（冒頭の写真）。

ここでも雪はどんどん降り積もり、一向に出発する気配がありません。今度は、こんな田舎で泊まれと言われたらどうする？なんて、心配になってきましたが、３０分後には出発できるとの情報。ひたすら待っていると、ちゃんと飛行開始。

機内で、鉢妃はほっとします。ずっと気になっていた申請が済んだので・・・。
いえ、大変なことに気づきました。鉢妃は自分の分だけ申請を済ませたのです！！！　奥方は、私に渡したと思い込み、自分で持ったまま。鉢妃は空港についた時点では、奥方に書類を出すように言っていたのですが、奥方に聞こえず、鉢妃は、短時間に申請することに慌てているうちにすっかり忘れてしまったのでした！

以後、ますます鉢妃はそのことで頭がいっぱいになり、落ち着かなくなりました。できなきゃできないでいいわよ、と奥方は言ってくれましたが、全権委任されていたのに、何ということでしょう！　書類には、大きな空港ならどこでも良いように書いてあるのですが、買ったお店では、ノルウェイのものはノルウェイでないと、と言われているし。スチュワーデスにそのことを言って書類を見せると、コペンでもＯＫとの返事。

●コペンハーゲン空港着

カップルは、この後成田へ帰国。今度こそ、お別れ。同行中、ずっと感じの良い若者たちでした。

税関でＲＥＦＵＮＤの質問をすると、やはりノルウェイのものはノルウェイでないと、と。明日出発の際にもう１度聞くように言われました。

空港からタクシーでホテルへ。ＤＧＩ　Ｂｙｅｎ　Ｈｏｔｅｌ（ディーゲーイー・ビィーヨン・ホテル）は、プールなどのレジャー施設を併せ持つホテルで、中央駅からすぐのところにありました。部屋は極めてシンプルで、いかにも北欧的。広くて居心地の良いホテルです。

　



ホテル室内


●観光＆ショッピング

さてまた、「行くわよ！」との奥方のお言葉。コペン空港で並んでいるときに、コペン在住の女性から教えられたデパート（と聞きましたが、インテリア専門店のようです。東京や大阪にもあることを、帰国してから初めて知りました）「ＩＬＬＵＭＳ（イルムス）」（写真下）へ向かいます。ホテルのフロントで市内の地図をもらった奥方、「連れてって！」と。鉢妃は方向音痴ですが、地図を見るのは大好きで、それさえあれば、大体目的地に着けます。





チボリ公園（写真下）というのは、樹木や草花の公園かと思ったら、後楽園のようなレジャー施設なんですね。途中横を通りましたが、壁一面落書きだらけでイメージダウン。ライトアップされてからは綺麗でしたが。



通りの名前を確認しながら、繁華街へ。途中、いたるところに教会や石畳が昔の姿を残していて、古き良き街が偲ばれます。

　





コペン市街

●まずい夕食

中華、イタリアンの店は多いのですが、奥方希望の北欧料理（ミートボールのスープ）など見当たりません。寒いので適当なレストラン（写真下）へ入ったところ、高いばかりで、まずくて、最悪！　奥方の注文したスープは酸っぱくて、クリームらしきものが固まっていたので、腐ってるのかも、と飲まなかったほど。



帰り道、駅に程近いところに洒落た店がちょこちょこあり、中にはビーフシチューの意味と思われる言葉が書かれているのを鉢妃が発見。最初から駅まで行けばありそうと言っていた奥方を大いに悔しがらせたのでした。

　

　



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