最近、会う人毎に、「髪が伸びたわねー、伸びるの早いわねー！」と言われます。
「背は伸びなかったのにね」と私。

先日５人集まったとき、ここ２、３年会っていなかったＡさんに、また言われました。私の後を歩いていて、
Ａ：「○○さん（私のこと）、乙女チック！」
私：「前を見たら、しみとシワだらけって言うんでしょ？！」
からかわれてるのを承知で言ったら、
Ａ：「“後ろ乙女”って言葉あるわよね」
ですって！

私：「ハハハ、私はね、そういうのを、“ねえちゃんばあちゃん”って言ってるの」
Ｂ：「大阪弁なんじゃないの？」
私：「それがね、大阪出身の友だちに言ったら、意味は判るけど、聞いたことないって」

一時、“親父ギャル”なんて言葉がありました。親父のような態度や行動をする若い女の子。つまり、“ねえちゃんばあちゃん”は、若い女の子のような格好をするおばさん。あんまり品のいい言葉じゃないですね。

昔から知ってるような気がするので、多分、大阪の言葉だと思うのですが、向田邦子の脚本にこの言葉が出てくるそうですし、泉麻人がタイトルにその言葉を入れた本を書いています。１度読んで見なきゃ。私は一体どこで覚えたんだか？

“後ろ乙女”だろうが、“ねえちゃんばあちゃん”だろうが、なんと言われたって、みんな同じような年。せいぜい１つ２つ下というだけ。別に悔しくもなんともありません。お互い、♪笑って許してー♪状態。

暫くして、
Ｃ：「もしかして、髪、染めてないの？」
私：「うん、染めてない。染めたことないの」
Ａ：「ええっーーー？！」
私の黒い髪を見て、その驚くこと、驚くこと！

私：「白髪がないといえば、ウソになるのよ。中の方に７年前に１本見つけ、今までに１０本以内！」
実際、見えるところには１本もありません。
Ａ：「ええっーーー？！そんなの問題にもならない！」

Ｃ：「老眼でもないんでしょ？」
私：「１００円眼鏡は一応持ってるけどね。まだ見えるの」
新聞を読むのも、編み物をするのも、裸眼でＯＫ。
Ｄ：「近視だもんね」
Ａ：「ええーーーっ？！　さっき、乙女チックって言ったけど、ほんとの乙女だー！」

この髪、どうしようかと思い続けながら、長い髪が気に入っていて、なかなか切れないでいる、６０歳になんなんとする鉢妃です。“ねえちゃんばあちゃん”の行方や如何に？