２００７年６月３０日（土）　

昨年新宿から日光まで直行の線が開通されたのですが、これを機に日光でのクラス会（１４、５年続いている次男の高校での親のクラス会）を開こうという企画が以前からあり、今回７名が日光に集まったのでした。

朝に弱い私にとって、５時起きは至難の技。最近寝つきの悪い日々が続いているので特に心配でしたが、夫も起こしてくれると約束し、結局目覚しの鳴る前に目が覚めたのでした（低血圧でも、遊びのときは起きられる！）。



日光駅



メンバー

新宿（７：１２発）から４人、池袋から２人が乗り込み、宇都宮在住の１人が東武日光駅で待っていました。昼食を予約している旅館の送迎バスで、東照宮まで送ってもらい、私としては３度目の訪問。東照宮だけで１３００円かかる入場料が、あちこち見られる通しの券だと１０００円！？　東照宮内でも、入れない箇所（眠り猫）があるのでした。昔見たからいいよー。有名な「３猿（見猿、聞か猿、言わ猿）」も、ご神馬の白馬も、陽明門も見て、東照宮のお参りも出来たし、充分。



陽明門

　

神馬　三猿

幹事さんお勧めは、東照宮から少し歩いた、家光の廟である「大猷院（たいゆういん）」（これも１０００円に込み）。静かで、景色も綺麗でした。家光を祀ってある場所には、家康から家光まで３代にわたり、陰の宰相と言われた慈眼大師・天海大僧正の写真と遺訓が書かれていました。



大猷院

みんなで読んでいると、作務衣を着た若い男性が突然やってきて解説してくれました。他に誰も居ない貸しきり状態でしたから、暇を持て余していたのかも。

天海大僧正は、人生５０年の時代に、なんと１０８歳まで生きた人で、遺訓に曰く、「気は長く、勤めはかたく、色うすく、食ほそうして　心ひろかれ」とのこと。徳兵衛さん、遺訓の３つ目が目に入らぬか？！　長生きできませんよ！

タクシーで分乗し、東大付属植物園日光分園へ。運転手さんが、「今頃、何しに行くの？　花なんか咲いてないよ」と言わんばかりだったそうで、幹事さんははらはらしていましたが、赤とんぼやモンシロチョウの飛び交う広大な林の中を散策すると、なんとなんと、いろんな種類の花が咲いていました！



アカバナシモツケ



コウホネ



ワスレナグサ

写真の他、イワガラミ、ニッコウキスゲ、ヤマアジサイ、ヤマオダマキ、ギボウシ、ヤマブキショウマ、マムシソウ、などなど。幹事さんも感激！

園内には、「含満が淵」と呼ばれる絶景の場所がありました。写真ではよく判りませんが、大谷川（だいやがわ）の急流が岩にぶつかり、勢いよく跳ね上がって、豪快！





含満が淵

植物園の後は、引き続き歩いて、大正天皇が避暑地として使われていたという田母沢（たもざわ）御用邸公園。灯篭の見える丸窓や欄間が素敵でした。樹齢４００年の枝垂桜の木もありました。



田母沢御用邸

また送迎バスで、旅館へ。１時を過ぎてやっと日光名物湯葉懐石の昼食。よく歩いた後だけに、旅館内の温泉で気持ち良い時間を過ごしました。

その後、宿の前にある有名な老舗ホテル（ＫＹホテル）を見学。ＫＹホテルの変遷を写した写真展、建物の見学、お土産購入で締め、女性好みの盛り沢山の予定をこなしました。

往復の車中では、親の介護、子供の結婚、年金、ダイエット、その他諸々、打ち解けた会話。それぞれにいろんな問題を抱えているのですねー。６時半過ぎに新宿到着。

次回は私が幹事。日帰りの次は、１泊旅行かな？