その日は午後２時半に検診の予約があったので、その前に余裕を見て渋谷に出かけておいて、銀行関係の用事を２時までに済ませてから行こうと思っていました。

最初の躓きは、電車の遅延。で、渋谷に着いたのが１時２０分。しかもロケーションの便から、Ａ、Ｂ、Ｃの順に行こうとしていたのに、何を考えていたのか、足はＢに向かっていました。しまった！

でも、もうここまで来てしまったし、と、Ｂ信託銀行に入りました。ん？　こんなとこだったっけ？　なんか違和感がありました。「あの、これこれの用で来たんですが」「かしこまりました」と番号札を出してくれて、「今日は混んでいまして、２０分ほどかかりますが」とのこと。

雑誌のある場所も遠かったので、ぼけーっと待っていました。ほんとに２０分ほどかかって、番号が呼ばれました。窓口に行って、書類を出すと、「申し訳ありませんが、お隣りのビルにいらしてください」

一瞬、「？？？」でしたが、ようやく事態が飲み込めました。そこは、ＢはＢでも、Ｂ銀行だったのです！私の行きたかったのは、Ｂ信託銀行！

正確に言うと、Ｍ・Ｓ銀行とＣ・Ｍ信託銀行。合併していますから、全く同じ名前とは言えませんが、Ｍは一緒。銀行によっては、上階に同じ名前の信託銀行があるんです。ややこし！

苦笑しながら出口を出て、お隣を見ると、Ｂ信託銀行がありました！　今度も番号札を渡され、「１０人ほどお待ちですので」と。間に合うかな、と心配しつつ、とりあえず待つことに。でも、遅々として進みません。気持ちはジリジリし、時計とにらめっこ。受け付けてもらえても、すぐ済むとは限らないし。

２時になり、もう時間切れ！と思ったとき、ようやく呼ばれました。案外早く用が済んでほっとしましたが、これ１つに４５分もかかった勘定！ほんとはもっと重要だったＡとＣには行けず仕舞い。

慌てて検診の場所へ移動。脳のＭＲＩを撮ったのです。画像を見ながら、先生の説明がありました。さっきみたいに「うっかり」ばかりだし、コレステロールが極めて高い（悪玉が多い）のに、「海馬にも隙間がありませんし、動脈硬化は全くありません。とても若々しく綺麗な脳です」とのこと!

終わり良ければ全て良し！