バンマツリだ、ゼラニウムだと、写真を送り続けてくれた夫ですが、これには全く気づかなかったそうです。

機会を得て急遽帰京し、翌朝、居間の窓を開けたときのこと。なんと、ベランダに１０年以上置きっぱなしで、今まで１度も咲かなかった孔雀サボテンが、見事な花をつけていたのです！



実は、一昨年も１つだけ蕾を見つけ、喜んでいたにも拘らず、このときも留守をしなければならず、咲いたのかどうか、気づいたときには既にしぼんでいました。



２００６年６月１５日撮影

居間には窓が幾つかありますが、この窓は通りに面しているので、騒音が入ってくると、私の留守中、「開かずの扉」状態にしていた様子。

孔雀サボテンは、月下美人と同類の花。月下美人は夜に開花し、朝には咲き終わりますが、孔雀サボテンは昼間咲き、暫くそのままだそうです。

昔、横浜のあるお宅の前を通りかかったとき、沢山の孔雀サボテンが咲いていました。そこに居たおばさんに「綺麗ですね」と声をかけると、「孔雀サボテンの育て方は、とても簡単！」と教えて下さったのですが、何年来花など咲いたことのない我が家の鉢に期待する気もなく、そのまま今までゼラニウムと同時に水遣りだけを続けてきたのでした。おっしゃる通り、「簡単」と言えば簡単。年数はかなりかかったものの、何もしないでも勝手に咲いてくれたのですから！

５輪咲いていて、蕾が７つ。まだまだ楽しめそうです。かなり美しいのですが、正直、あの白い大輪の月下美人には負けるかもしれません。こんなこと言ったら、「来年もう咲いてやんないぞ！」と孔雀サボテンが怒るかな？

２００８年５月３１日　鉢妃　撮影＆記