屋内温泉のあと、朝食。洋食と和食のバイキング。奥方はいつも洋食。鉢妃はトースト用のパンがもひとつ美味しそうではなかったので、和食に。おかずを少しずつ取って食べ終わり、もう１度お茶漬け用に、お漬物や御飯、最後にコーヒーをと、何度も会場をうろうろ。「ウェイターのおじさん（ほとんど若い女性なので目立ちました）、たくさん食べるおばさんだなー、なんて思ってるでしょうね？」なんて、奥方と話していたら、「少しお下げしましょうか？」と最初のお皿を下げて行きました。「少し」なんて言わなくても！

朝食後は恒例の奥方のお抹茶タイム。１服目は奥方のお点前で、２服目は「自己責任で」と茶筅を渡されました。プロの前でちょっと緊張。と言っても、たまには自宅でもお抹茶を点てる鉢妃。♪チャカチャカチャン、チャカチャカチャン♪（七天の奥方キャラのメロディー）と点てると、奥方が泡が立つように仕上げをしてくれました。う〜ん、さすがに美味しそうになりました。この日はお点前の写真を撮り忘れ。

奥方は６月に軽井沢のバスツアーに出かけようとしていたら、人数不足で成立しなかったとか。植物園のような場所が組み込まれていたのはどこだったかと、昨日到着時に駅の案内所で質問したところ、塩沢湖周辺と判明。

係「バラ園でしょ？」
奥「そうそうそうだった！　今はどう？」
係「まあ、１、２本咲いているかどうか？　わざわざ行くほどのことはないですねー」
と言われたにも拘らず、今日はそこを目的地に設定。

バスの便もないし、「タクシーより、レンタカーは？」と言うと、「レンタカーは当日いきなりは無理じゃないの？」と奥方。前に秋田・男鹿半島のときに「当日借りたわねー」と、とにかく行ってみることに。

軽井沢駅までバスで出て、駅前のトヨタ・レンタカーに飛び込み。１２時少し前。最小のビッツは出払っていたものの、次に小さいベルタ（ＢＥＬＴＡ。２人とも聞いたことなし）１３００ｃｃをすぐに借りられました。６時間と１２時間は同じ値段。「１２時間にする？」と奥方。２４時間を見ると、１２時間より１０００円増し。「ホテルから駅までだって、バスで２人で１０００円だから２４時間にしましょ」と鉢妃。共通財布を預る会計係でもある鉢妃は、そう言う決断は早い！　これで時間も自由だし、バスの片道分浮いた訳。おまけに「カード決済です」と言われて承知したら、５％ｏｆｆとのこと。



トヨタ・ベルタ。今年５月入庫の新車

鉢妃愛車のコルトプラスはフットブレーキ。これはハンドブレーキなのに、つい先に足が動いてしまいます。

従業員の方に塩沢湖までのナビを入れてもらい、いざ出発！　中軽方面に戻り、南下します。「軽井沢タリアセン」という観光地と湖との関係がよく判らず走っていくと、「軽井沢タリアセン入り口」の標示を奥方が見つけ、その直後に塩沢湖駐車場と書いた場所がありましたが、湖が見えません。とにかく塩沢湖まで行こうと走り続けました。暫く走ってもそれらしき場所が見つからず、「軽井沢タリアセン入り口」に戻ることに。

先ほどの駐車場に入れると、３００円の看板の横に、「本日無料」と。どうしてだったのか理由は不明。

入場料を払って、タリアセンの中に。パンフレットによると、「湖畔に広がる自然と文化とミュージアム」とのこと。美術館などの施設と湖が一体化していたのでした。入り口から素敵な風景が広がっており、記念撮影（写真下）。





「いきなりだけど」と言い訳をしながら、ショッピング大好きの奥方はお土産店内へ。バラの模様の可愛い小物やポプリなどがいっぱい。奥方に相談され、鉢妃が、バラの花の飾りがついた木のピンチ（書類挟み）と植木鉢に刺すトールペイントの飾りを選ぶと、私も知っているＴさんのお土産にそれをお買い上げ！

１時になって、すぐ傍のレストラン（写真下）に入りました。今度も奥方の希望で、スープ、白芋のコロッケ、サラダ、ヨーグルト、ライスのセットと、スパゲティーを取って、シェアー。









レストランの中には、
昔の木製のスキー板と竹製のストック、
薪ストーブなどが飾ってありました

古い建物を移築してあり、有島武郎、堀辰雄の別荘などがあります。鉢妃は建築物を見るのが好きなので、向こうに見える旧朝吹邸へ行くことになりました。



有島武郎別荘





朝吹登水子別荘

でも橋を渡って歩いて行った道は、途中で途絶えてしまいました。一方しか橋の無い島だったのです。奥方が気を遣って、「ぐるっと廻ってもいいわよ」と言ってくれましたが、バラ園とは反対方向で遠そうだったので諦めました。

先ほどのレストランの前を歩いていくと、奥方が「あっ、赤とんぼ！」。石畳の上に止まったまま動きません（写真下）。奥方が「人に踏まれちゃうわよ！」と優しいお言葉。１０ｃｍで接写しても飛び立たず、死んじゃってるのかと思って、羽をそっと触ったら（但しアンヨで！）元気に飛び立って行きました。





木々も色づき始めていて、
もう秋ですねー。





こんな道を進んでいきました

突き当りまで行くと、川を挟んだ向こうにバラ園らしき場所が。戻って橋を渡って先ほど見えた方向に向かいます。イングリッシュガーデンには、ちょこちょこバラやその他の花が咲いてはいました（写真下）。





でもバラの最盛期は６月と１０月ですものね。ほんとにまばら。それでも奥方は、「結構咲いてるじゃない？」とご満悦。奥方は一般的にお花を咲かせるのが苦手とか。大きなお庭のお家に住んでいるのに勿体ない！　バラは難しそうだけど、地植えしておけば勝手に咲くのはいくらでもあるのに。



奥方が通りすがりのカップルに声をかけて、撮ってもらいました



所々に可愛いものが置いてあります。
ゆらゆら揺れます



奥方さまと



侍女みたい！

「軽井沢タリアセン」を出て、通り慣れた軽井沢と中軽井沢を結ぶ通りを走っていると、呼び込んでいるおばさんが居ます。「りんご」の文字に引かれた奥方が興味津々。入ってみると、入り口近くに野菜や果物を売っていました。奥方、トマトソースの瓶詰めと山芋をお買い上げ！

奥には、おしゃれなオープンカフェが。イチジクのタルトにソフトクリームが乗ったケーキがありました。ソフトクリームが食べたかったので、「これがいいわ！」と鉢妃。奥方は、「じゃあ、私はネクタリンのタルト！」。あれれ、半分こじゃなかったの？　後で聞いたら、忘れてた！　とのこと。中華のフルコースが待ってるのに、ボリュームありすぎ！





ウェイトレスは、軽井沢で生まれ育ったとのこと。今が１番良い季節だと言っていました。最初は私たちだけしか居なかったのに、次々に車が入ってきて、満車になりました。奥方は「客寄せパンダ」だそうです。

今度は、碓氷峠の見晴台へ向かいます。ナビはちっとも出てこなくて、結局地図と標識が頼りです。途中間違って小道に入り込み、バックで出ることになったりしましたが、無事に戻れて、山道を登っていきました。平戸の旅の雪道のときもそうでしたが、鉢妃は以前大きな車に乗っていたこともあり、狭い道でも案外度胸があるのです。同乗者がヒヤヒヤしていたかどうかは知りませんが。

車の行けるところまで到着すると、そこに駐車して、見晴台に行くようです。奥方が、「ドライブだけでいいんじゃない？」と言うので逆戻り。途中また軽井沢銀座を通りました。奥方が見過ごせるはずがありません。駐車場に入れて、昨日とは反対側のお店を見て廻りました。軽井沢は、観光客向けだけでなく、別荘族が生活するのに必要な物を置いているようで、しゃれたお店が多く、見るだけでも楽しい！

途中、聖パウロカトリック教会への近道という標示を見つけたので、奥方を誘いました。写真を撮っただけでお店に戻る奥方！

またお買い上げの奥方の後姿

　

聖パウロカトリック教会