白糸の滝

起きてすぐ窓の外を見ると、大きな山が右手に見えています。パンフレットの写真と照らし合わせて、アーこれが浅間山だ！と、今頃気づきました。昨日は下ばっかり見て、空の向こうを見ていませんでした！ 展望露天風呂も、塀が高くて何にも展望できなかったし。



浅間山。駐車場から撮影。
部屋からの方が形がはっきりしていました

今朝も屋内温泉のあと、バイキングの朝食。昨日食べ通しだったので、今朝はあまり食欲がありません。パンケーキを見つけ、朝から甘いものは如何なものかと思いつつ、パン代わりに。ホットプレートに乗せてありましたが、やはり焼き立てじゃないのは美味しくない！

もう３日目なのに、奥方との話題は尽きず、食事はほんの少ししか頂かなかったのに、コーヒーを飲みながら、のんびりおしゃべりを楽しみました。

食後暫くして、恒例のお点前（写真下）。昨日のお饅頭は奥方のお家からのお持たせだったのですが、今朝のはいつの間に売店で買ったのか、小布施の一口栗羊羹でした。その一口を半分だけ頂くことにし、奥方の美味しいお薄を一服。旅行の度に、宗家夫人のお茶を直々に頂けるのは、親友である鉢妃の特権ですね。羨ましがっている人が多いと思います。七天旅行の際には、「行列の出来るお茶席」ですものね。



せっかく車を借りたのですから、今日もドライブしようと、白糸の滝に行くことにしました。ナビに「白糸の滝」と入れても、長野県のは出てこないし、「軽井沢白糸・・」と入れようとすると、文字数が決まっているのか、それ以上入りません。全く使いこなせず、結局、地図とにらめっこ。

ホテルを出るとすぐ１４６号線。これを北上し、峰の茶屋で右折。白糸ハイランドウェイを東に進むと、間もなく到着。駐車場（道路に線がひいてあるだけ）は何台か空いていて、余裕で停められました。

川べりを歩いて行くと、奥方が車の中に上着を置いてきたのが大丈夫かしらと思うほど、空気がひんやりしていました。昔実家のあった箕面の滝への道を思い起こす風景です。箕面の方が、もっともっと渓流沿いに歩いて、ハイキング気分を味わえますが、ここは歩き出したかと思うと滝にぶつかりました（写真下）。木々の緑が鮮やかで、「まるで新緑の頃みたいね。低い所で紅葉してたのに、高い所で緑って、どうして？」と、理論的（？）な疑問を持つ奥方。







滝から戻った道路沿いには沢山のお店が並んでいます。岩魚を焼いている店、野菜や果物の店など。奥方は桃やりんごに目をつけています（写真下）。何をお買い上げになったのでしょうね？



１１時頃、車に戻ると、「出られますか？」と声がかかりました。もうどこにも駐車スペースが無いのです。朝のんびり出てきたのに、まだ時間的に少し早かったのでしょう、またまたラッキー！

来たときと同じ進行方向に進みます。東南に向かい、いつの間にか南下する形。途中、「旧三笠ホテル駐車場」の標示。そうそう、昨日地図で見たわね、と見学することに。２００ｍ先にありました。中も見たかったのですが、１２時に車を返すには、時間が心配。ここも外観（写真下）だけでおしまい。



車を返す前に、ガソリンを満タンにしなければ。昨日確認していたＧＳはちょっと遠いし、と言っていたら、駅前の交差点に見つけました。たった５Ｌ強しか減っていませんでした。１０００円もかからず。

車を返し、新幹線の切符を先に購入。ロッカーはどこだっけ？ 奥方がしなの鉄道の改札口の前と気づいて戻ったときには、最後の１つに入れ始めている人がありました。早く気づいていれば、と悔しがる奥方。鉢妃のは軽いけれど、奥方のはお買い上げ品がいっぱいで、ガラガラ＋手荷物ですから、持ち歩くことは出来ません。奥方がエスカレーターの下まで探しに行きました。「沢山開いてるわ」と携帯に連絡。奥方の手荷物を鉢妃のガラガラに入れて、３００円のロッカーにガラガラを２つとも押し込むケチな２人！

先ずはランチ。１度はお蕎麦を食べましょうと言っていたのに、機会が無くて、アウトレットを突き抜け、Ｐホテルの中の食事処に入りました。ざるそばを注文。アウトレットの騒々しさから解放され、緑いっぱいのホテルの敷地内を走る緑のバスが行ったり来たりするのを見ながら、落ち着いた気分でお蕎麦を頂くことができました。

今度は、Ｐホテルのショッピングセンターへ。軽井沢のアウトレットとは、ここのことなんですね。お店の数はいっぱいあるのですが、店名を見ると、あれもこれも、近所のデパートに入っている見慣れたところばかり。奥方に「それじゃつまんないわね、座ってる？」なんて同情（？）されちゃいました。

それでもアウトレットですから、同じものが安ければ値打ちもあるわけで、何軒かを見て廻りました。でも、洋服に関して、アウトレット用の製品を作っているのかしらと思うほどいい物がありません。





こんな綺麗な景色を
アウトレットが囲んでいます

Ｗ（食器のブランド名）のお店では、鉢妃は入り口の椅子に座って、奥方が、これとこれとどっちがいい？という相談に乗ったり、なぜか同時にいっぱい入ってきたメールを読んでいて退屈せず。結局ここでも奥方は、朝食用のお皿をお買い上げー！ これだけ余裕があるんだから、今度から宿泊代の予算、勝手にアップしちゃおうかな？

奥方は鉢妃に何か買わせたくて、「何かないのー？」と次のお店に。デパートに入っていないお店で、１枚だけデザインの気に入ったスカートを試着。混んでいて待たされたのに、奥方は気長に椅子に座って待っていてくれました。でも丈が合わず、だめ。

新幹線までまだ時間があるし、お疲れモードの２人。座る目的もあって、またお茶の時間に。さっきと同じＰホテルまで歩き、２階のロビーで、フルーツタルト半分ずつとお紅茶。チェエックインする人たちが行列をなしているのには驚きました。ホテルのシャトルバスを待つ人たちも大勢居て、ロビーの向こう側は大混雑。今日は土曜日ですからねー。

早めに駅に戻ろうとすると、駅の西側にもアウトレットがあることが判明。まあ、広いこと！ でも看板だけ見ておしまい。

ロッカーで荷物を取り、構内へ。来たときと違って、乗降客でごった返しています。「もう４時半なのに、今から来るんじゃ勿体ないわね」と奥方。帰る人のほとんどが、アウトレットのショップ名の判る紙袋を提げていました。Ｐホテル系、大繁盛！



改札口周辺。暗くて見えにくいのですが、
右側の壁に「軽井沢駅」と書かれた
木製のシックな看板が

駅構内のお漬物屋さんで、ちょっとお沢庵に目をつけたら、「買いなさいよ」と奥方のご命令（？）。重いからと避けてきましたが、お漬物専門店だし、ま、いっか。奥方も同じのをお買い上げ。

東京駅に１８時過ぎに到着。ホームはもわーっとした蒸し暑い空気に包まれていました。軽井沢の爽やかさはほんとに快適でした。構内でイタリアンの夕食を済ませ、それぞれの家路に。

お疲れさまー！
って、疲労回復に行ったんでしたね？！