そして、冒頭の写真(１３：４４)のように、くっきりと見えたのでした！　感激ーーー！！！



１３：４５　また雲に隠れ始めました

そして約１０分後、歩いているうちに、また姿が見えたのです！　皆さん、気長に待っているはずです。



１３：５４

ここで、カメラの電池が切れてしまいました。別の電池は、うっかり、別荘に置いてきてしまい（うっかりだらけの旅です！）、今日はここからの写真がありません。

散策の最後にお土産屋さんがあり、店の奥で外に向けてカメラを構えている人たちが沢山います。何を撮影しているのかと聞くと、小鳥とのこと。こういうのが居るんですよ、と指された方を見ると、壁に小鳥の写真がいっぱい飾ってありました。そのとき、丁度目の前に写真と同じ「星烏（ほしがらす）」という白い斑点のある黒い小鳥が飛んで来ました。２０００ｍ以上にしか居ない小鳥だそうです。

お店を出ると、ここからがしんどいですよ、とＹ。下りてきた道と同じで、大した上り坂とも思えません。でも、上って行くうちに、ハーハーして来ました。四国のお遍路を完了したばかりのＳは全く平気だったとか。ハイキングをしたのは１年前、平地すらろくに歩かなくなっている鉢妃は、ものも言わずに登りました。

車に乗って、５合目へ。レストハウスがあり、入ってみると、中に郵便局がありました。最近手紙を書くことが無いので、８０円切手は手持ちので充分ですが、富士山のがあったので、記念に１種類ずつ５枚購入。見晴らしは期待できず、そのまま下界に下りました。



忍野八海傍の「しのぶ茶屋」で、富士山の名水で入れるコーヒーを飲むことにしていました。茶屋専用の駐車場があるかどうか判らず、前日のおじさんの駐車場に入れたところ、早速やってきて、「３００円！　あっちから行けるよ」とまた同じ説明。

「昨日忍野八海はもう見たの。今日はコーヒーを飲みに行くの」。Ｙからお金を受け取りながら、「あー、昨日も来たんだ！」と。そこで鉢妃が「おじさんが昨日“また来てね”って言ったから、また来たのよ」と茶化すと、「昨日貰ったから、今日はもういいよ」と言って、なんと３００円をＹに返してくれました！　びっくり−！

茶屋まで歩いてくると、ちゃんと隣に無料の駐車場がありました。店の前に立つと、中から鉢巻をしたおじさんが、「おねえさんたち、なに？」と常套句でのご質問。「コーヒーを飲みに来たの」と言うと、「入って、入って！」と、威勢のいいこと。さっさと厨房らしきところに引っ込みます。Ｓが「あのおじさんが入れるの？！」と言ったので、笑ってしまいました。確かに「らしく」ありません。

コーヒーはアメリカンのように薄く、名水を使った割には感激せず。方言らしき「〜ちゃ！」が語尾について、賑やかな人です。昨日の和食の店の前にもありましたが、綿入れをした三角の布が店頭にあったので、何かと聞くと、「魔除けちゃ。七夕につけて、どんと焼きするんちゃ」「焚き火のことでしょ？」と、話が弾みます。「蒔くといいよ」と言って、帰りにひまわりの種をくださいました。

駐車場に戻ったのが４時半頃。夕食には早すぎるしし、マンションに戻ってまた出かけるのも面倒。Ｙが前から目をつけていたイタリアンの店に電話。何時から開いているかと聞くと、５時か５時半と、アバウトな返事とか。シェフが買い物からまだ帰って来ていないけれども、店の人は居るから、いつでもどうぞ、と。今頃買い物？　買出しは午前中にすべきでしょ？　そんな店、大丈夫かしらとか、みんな言いたい放題。



とりあえず向かうことにし、途中「ハーベストクラブ」に立ち寄りました。ホテルマウント富士と書かれていて、ハーベストとの関係が判りません。どうやら、ハーベストの指定ホテルがホテルマウント富士のようです。豪華絢爛。ショップに入って、干し柿で黄身餡を包んだ和菓子を購入。

鉢妃は嗜好品には好き嫌いが多く、夫は全く把握できていないのですが、Ｓは目が早いのと、可笑しいくらい鉢妃の好みが判っていて、お店に入ると、「こんなのがありますよ！」とすぐ見つけるのです、的を得ているので、つい買ってしまいます！　今朝の富士山の形をしたおせんべも彼女のお勧め。

イタリアンの店に着いたときは、５時半になっていました。お客様は、私たちの他に２組だけ。夕食の後、エキシブでお茶をすることにしていたので、ドルチェも含まれるコース料理は不要。

みんなで相談して、前菜の盛り合わせ、パスタ、ピザの３皿を頼んだら、「うちは量が少ないので、もう一品要ると思いますよ、大抵の方はもう一皿注文されます。ドリアは如何？」なんて、無理矢理増やされちゃいました。ドリアは黒米を使った変わったもので、シェフが心配なんて言ってたのに、どのお料理もとても美味しく、お店の雰囲気も良くて、満足。ただ一皿余分だったかも。

今度は、帰り道で、マンションの近くにある、エキシブに寄りました。ボーイさんに迎えられ、お茶を頂きたいと言うと、「どうぞいらして下さい。今からピアノ演奏が始まります」とのこと。ピアノ演奏者の後ろに座る格好です。アジア系の外国人による、よく知っている曲ばかりの弾き語り。「ムーンリバー」「星に願いを」など。

お菓子の好きな２人は、当然の如くケーキセット。鉢妃はお茶だけのつもりでしたが、席に着く前にウィンドウのフルーツタルトを見て、お仲間に。豪華な雰囲気の中、ピアノを聞きながらお茶を頂くなんて、贅沢なことですが、ケーキセットの安いのには驚きでした。おまけにお茶のお代わり自由。

ただ、曲数が多くてなかなか終わらず、１曲終わるたびに拍手をし、その度に演奏家が後を向いて、「サンキュー、ありがとう」を繰り返されるし、音が大きくて、おしゃべりも出来ず、ありがた迷惑でもありました！　そんな中、隣のテーブルのご夫婦らしき中年のカップルは、共に椅子に傾いて眠っていましたが。

演奏が終わり、ショップへ。ここでも妙なものを見つけ、孫娘のお土産にしました。



愉快な顔が描かれた光るヨーヨー

別荘に帰着後、また１０時頃大浴場へ。富士山の姿を見られたし、一日中盛り沢山なスケジュールをこなせ、３人とも大満足。あー、嬉しかった！　綺麗だった！　美味しかった！