225講

「神様に従おう」
＜家族礼拝＞

創世記２２：１〜１９
2005年11月13日


「あなたの子、あなたの愛しているひとり子イサクを連れて、モリヤの地に行きなさい。そして、わたしがあなたに示す一つの山の上で、全焼のいけにえとしてわたしにささげなさい。」（創世記２２：２）　息子を身代わりに殺して焼き尽くしてしまえとは、アブラハムは最初は大いに戸惑い、心を痛めたに違いない。しかし、神を信じ、神のことばに従うことを最も大切なこととしていた彼は、神の命令に従った。

３日間歩いて目的地に着き、そこに祭壇を築き、イサクを縛って薪を置いた。まさに、刀で屠ろうとした時、主の使いが言った。「あなたの手を、その子に下してはならない。その子に何もしてはならない。今、わたしは、あなたが神をおそれることがよくわかった。あなたは、自分の子、自分のひとり子さえ惜しまないでわたしにささげた」（２２：１２）　そして、そこにはすでに一頭の雄羊が神によって用意されていた。「主の山の上には備えがある。」　この場所はエルサレムの神殿の中心地であるが、今は「岩のドーム」と呼ばれ、イスラムの寺院になっていて、パレスチナの管理下にある。

「神に従う」とは、言い換えれば「自分の欲望に従わない」ということである。神のことばを第一にするので、アブラハムが愛した息子に手をかけようとしたように、時には、自分の意志に反することもある。自分が大切にしているものを捨てなければならないこともある。

どうしたら神に従えるようになるか。まず、神のことが書かれている聖書をよく読むこと。そうすると神様は私にどうするのが一番よいのかがわかってくる。そのときは不思議に思っても、従っていれば神様は最もよいことを教えてくださる。そして、従えるようにいつも祈ることである。

神に従う者には神は必ず祝福を与えてくださる。神に徹底的に従ったアブラハムは息子を殺さずに済んだ。そしてその子孫は「空の星、海の砂」のようになった。私たちもそれぞれに、それぞれの祝福がある。神様に従おう。