229講

「永遠のいのちの約束」

ヨハネ３：１６
2005年12月11日


クリスマスの色「緑」は「永遠のいのち」を表わす。「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」（ヨハネ３：１６）　「不老不死」は人間の永遠の願望のようだが、聖書が示す「永遠のいのち」は、地上のいのちが永遠に続くことではない。

「永遠のいのちとは、彼らが唯一まことの神であるあなたと、あなたの遣わされたイエス・キリストとを知ることです。」（ヨハネ１７：３）　「知る」とは、単に知識があるだけでなく、体験すること、すなわち「交わる」ことである。「永遠のいのち」とは、イエス・キリストと交わることなのである。アダムとエバの罪以来、本来の神との交わりが持てないでいた私たちが、キリストの血によって交わりを回復することができるようになった。さらに、キリストを信じれば、肉体が死んでもイエス・キリストと永遠に交わることができるという約束を与えられる。その人は滅びることがない。「滅びる」とは、永遠の死、すなわち神との交わりが全くない暗闇に永遠に入れられることを意味する。

肉体とたましい（精神或いは心）は神から与えられたものであり、人間の人格を構成している。この二つは密接に結びついており、近代の科学では肉体が死ねば魂の働きも止まってしまうと考えられる。しかし、これらとは別に「霊」というもうひとつの要素がある。「霊」は、神に造られた私たちがその神と交わるところである。私たちは、体や心が健康かどうかをチェックするのと同様、霊も健康かどうかをチェックする必要がある。霊が健康かどうかは、イエス・キリストとの交わりがどの程度あるのかによる。

キリストとの交わりの手段は「みことばと祈り」である。日々どれだけ聖書を読み、祈っているかが、霊の健康のバロメーターになる。緑は「成長」をも表わす。未だ、イエス・キリストを信じておられない方は、「永遠のいのち」の約束をいただくために祈り続けよう。また、クリスチャンの方々はこのクリスマスに「永遠のいのち」の約束の確信を持ち、「信仰の成長」を強く願いつつ過ごしたい。