298講

「ここにはおられません」

ルカ２３：５０〜２４：１２
2007年4月8日



主イエス・キリストの復活の日が日曜日になった。教会の日曜日の礼拝は主の復活を記念するものであり、その喜びが土台となっている。

主イエスはまことの人として十字架上で完全に死なれ、アリマタヤのヨセフの墓に葬られた。主イエスは死からよみがえられた。「ここにはおられません。よみがえられたからです。」（ルカ２３：６）　これは主イエスご自身が預言されていたことであり、よみがえったのち多くの弟子たちにあらわれた。主イエスのよみがえりとは単に死んだからだが生き返ることではない。再び死なないからだになった。栄光のからだによみがえられたのである。

主イエスのよみがえりがあったからこそ、キリストは今も生きておられると私たちは確信することができる。生きておられるだけではなく、私たちとともに居られ、生きて働いてくださるのである。私たちは主イエスの復活の新しいいのちに生かされているのである。「もしイエスを死者の中からよみがえらせた方のみ霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら、キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられる御霊によって、あなたの死ぬべきからだを生かしてくださるのです。」（ローマ８：１１）

私たちは、今主イエスの復活のいのちに生かされているだけではなく、そのいのちに永遠に生かされるときが来る。主の再臨のときである。主がよみがえられたと同じように、私たちも朽ちないからだになり、永遠のいのちに入れられる。「今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。、、、、、しかし、おのおのにその順番があります。まず初穂であるキリスト、次にキリストの再臨のときキリストに属している者です。」（Ｉコリント１５：２０〜２３）　キリストに属する者、すなわちキリストを信じる者が次々と起されるよう祈ろう。

主のよみがえりは私たちが地上で「キリストのいのちに生きる」ことの根拠である。また永遠のいのちの約束への根拠でもある。主の復活を心から喜び、お祝いしたい。