333講

「キリストは道」

ヨハネ１４：６
2007年12月16日



「私が道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとへ来ることはありません。」（ヨハネ１４：６）　私たちは誰でも、生まれながらに罪を持っていて、そのままでは父なる神に直接近づき、交わることができない。イエス・キリストの十字架を通して初めて罪が赦され、父への道が開かれ、天国が約束されるのである。すべての人の罪の身代わりになってくださり、十字架にかかってくださった。これは罪のない、神であるキリストだけができたことである。

日本では「道を究める」ために、「、、、道」と古来、修練、修行が尊ばれてきた。しかし、聖書の父なる神への道は努力精進によるものではなく、キリストが道となってとりなしてくださることによって、またそれを信じることによって得られるのである。

神の御子キリストはまた、この世の人生の道、歩き方を示してくださる方である。「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」（ローマ８：２８）　神はいつもみこころをなしてくださる。それは神にとっての最善であり、人間の思いから来る最善ではない。私の人生において神がなされることは、すべて神の最善である。その最善は人間にとって心地良いものではないこともある。それを受け入れることができるかどうかが、真に豊かな人生を送ることができるかの分かれ目となるのである。

「人の道は主の目の前にあり、主はその道筋のすべてに心を配っておられる。」（箴言５：２１）　主は私を放っておかれない、主イエスは今も生きておられて、わたしに従って来なさいと、一緒に歩いてくださる。
キリストは十字架で死ぬために生まれて来られた。私たちを救いの道に導くために。クリスマスを感謝をもって迎えよう。