341講

「宝はどこに」

ルカ１２：１３〜３４
2008年2月10日



あなたの宝は何ですか？　どこにありますか？
主イエスの教えその１．「貪欲に注意」。「どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。なぜならいくら豊かな人でも、その人のいのちは財産にあるのではないからです。」（ルカ１２：１５）　「いのち」（神から与えられた、たましいのいのち）が最も大切なもの。それは財産や物にはない。人間の欲には際限がなく、物を宝として追い求める者は満足するということがない。クリスチャンであっても、どこでサタンの罠に引っかかって欲の虜になるかもしれない。「あなたがたの宝のあるところに、あなたがたの心もあるからです。」（１２：３４）

その２．「生活の心配をするな」。「何を食べたらよいか、何を飲んだらよいか、と捜し求めることをやめ、気をもむことをやめなさい。あなたがたの父は、それがあなたがたにも必要であることを知っておられます。」（１２：２９〜３０）　生きるために必要なものは必ず与えられるという信念を持って生きよ。心配するな。ただ、何もしなくてもよいということではない。「何はともあれ、あなたがたは、神の国を求めなさい。そうすれば、これらのものは、それに加えて与えられます。」（１２：３１）　「神の国」とは神が支配されるところ。浅はかな人間の知恵に頼るな。神を第一にしなさい、ということである。

その３．「宝は天に積め」。「持ち物を売って、施しをしなさい。自分のために、古くならない財布を造り、朽ちることのない宝を天に積み上げなさい。」（１２：３３）　富があるならば先ず神のため、そして他人のために用いなさい。それは一見富が減るように見えるが、その分、天に積まれているのである。天（＝神の国）は「永遠のいのち」があるところ。そこに積まれた財産には莫大な利息が付く。