372講
「救いと滅び」
ヨハネ３：１６〜１８
2008年9月21日
私たちは死んだらどうなるか。どこへいくのか。聖書には死後のことについても記されているが、死んでから世の終わりまでの状態は様々な解釈がある。先ず確かなことを確認しておこう。
（１）「人間には、一度死ぬことを死後にさばきを受けることが決まっている」（ヘブル９：２７）「神はお立てになった一人の人により、義をもってこの世をさばくため、日を決めておられるからです。」（使徒１７：３１） 私たちは死んだら終わりではなく、世の終わりに主イエスの前に立ってさばき（ここでは裁判）を受け、判決をくだされる。
（２）死んだ後に、さばきを受けるために全員よみがえり、最終的な行先が明らかにされる。「墓にいる者が、子の声を聞いて出てくる時がきます。善を行った者はよみがえっていのちを受け、悪を行った者はよみがえってさばき（ここでは有罪）を受けるのです。」（ヨハネ５：２８〜２９）
（３）さばきの基準は御子イエスを信じたか、信じなかったかによる。「わたしの言葉を聞いて、わたしを遣わした方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきに会うことがなく、死からいのちに移っているのです。」（ヨハネ５：２４） イエス・キリストのさばきは有罪か無罪の二通りだけである。無罪になったものは新天新地に入れられ、神と共に永遠に住む（ヨハネ黙示録２１：１〜４）。また、有罪になった者は永遠の死（第二の死、滅び）に入れられ、神の祝福から永遠に切り離された状態になる（ヨハネ黙示録２０：１３〜１５、２１：８など）。
（４）最後の審判の判決は私たちが死んだときにはすでに決まっている。終わりの時には救いか滅びかを宣言されるのである。「御子を信じる者はさばかれない。信じない者は神のひとり子の御名を信じなかったので、すでにさばかれている。」（ヨハネ３：１８）
イエスを信じて従う者は終わりの日に永遠の命に入り、信じないで正しくないものに従う者は滅びに至る。これは、私たち、今この世で生きている者たちに対する神の約束である。「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」（ヨハネ３：１６）
|
