379講

「全てを知り、どこにでもおられる神」

詩篇１３９：１〜１３
2008年11月9日



私たち人間はどんなに賢くても人のことを完全に知ることができない。しかし、神様はすべての人のこころの内をすべて知っておられる。「あなたはわたしの歩みと私の伏すのを見守り、私の道をことごとく知っておられます。」（詩篇１３９：３）

神様が私たちのことを何でも知っておられるのは、愛をもって見守るために必要なことなのである。それは神様の愛から出ている。その愛の源は何か。「それはあなたが私の内臓を造り、母の胎のうちで私を組み立てられたからです。」（１３９：１３）　神は私たちの創造主。神様は私たちをご自分に似せて良いものとして私たちをそれぞれ芸術作品とてして造られたのである。

その神様はどこにおられるか。「私たちは神の中に生き、動き、また存在しているのです。」（使徒１７：２８）　この世のすべてが神の中にある。その意味で神様はどこにでもおられるのである。それは客観的なことではなく、わたしがどこにいても私とともにおられるということ。苦しいことばかりで神なんかいるものかと思っていたとしても、神様は私から決して離れることはない。「たとい、私が天に上っても、そこにあなたはおられ、私がよみに床を設けても、あなたはそこにおられます。」（１３９：８）

神の愛の中で、ひとり子であるイエス・キリストを遣わし、十字架にかけて私たちの罪を赦してくださったことが最高の愛である。この教会の56年の歴史の中で、多くの方々がイエス・キリストを信じ、キリストに従って生きられた。私たちは、その恵みの教会に集い、自分の家族だけではなく、他の家族をも大切にし、祈り祈られ、助け助けられて歩んできた。今も、これからもそうである。古河教会の家族は大きい神の家族である。