382講

「わたしは世の光です」

ヨハネ８：１２
2008年11月30日



どんな光でも人を引き付けるものがある。太陽のエネルギーが減衰していることを聞いたが、神が造られたものから出る光は永遠ではない。しかし、決して消えない光がある。その根源の光の方に向かって行きたい。「いのちの泉はあなたにあり、私たちは、あなたの光のうちに光を見るからです。」（詩篇３６：９）　それは神、イエス・キリストである。

キリストの光は私たちの内面を照らす。私たちの内にある汚い、どろどろしたものはキリストの光によってあらわになる。言い換えれば、気付かなかった罪、自分がどんなに罪深いかが見えてくる。そのまま放っておかれたらどうしようもない。しかし、神はきちんと責任をとってくださった。キリストを十字架にかけてその罪を赦してくださったのである。キリストは「世」を救うために来られた。

キリストの光は私たちの外面、足元を照らす光でもある。「世の光」の「世」は暗い。最近ますますその暗さを感じる。イエス・キリストは、闇の中にある輝く光として、どのように生きたらよいのかを示された。それは、「自分勝手に」ではなく、「絶望のうちに」でもない。「わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」（ヨハネ８：１２）　永遠の希望と平和を得ることができる歩み方が、「わたしに従う」中にある。本日からアドヴェント（待降節）。主イエス・キリストのご降誕を心から待ち望みたい。