387講

「教会はキリストに満ちている」

エペソ１：２３
2009年1月4日



「教会」（ギリシャ語でエクレーシア）とは、神によって召された（呼び出された）者の集まり。建物でもなく、組織でもない。「教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです。」（エペソ１：２３）　教会はキリストのからだ、すなわち、キリストに満ちているところである。

そのキリストという方は、すべてのものをすべての点において完成させる方であると言っている。キリストはすべてのものの造り主であり、どこにでも存在される方である。「天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださるからである。」（マタイ５：４４〜４５）　造ったものすべてを愛し、恵みを与えられる。

しかし、教会にはキリストが特別に臨在される。教会でのキリストの臨在は特別に中身が濃い臨在なのである。神が私たちを呼び出される目的の第一は救いのためである。救いのために選ばれた者の集まりと言える。「ふたりでも3人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです。」（マタイ１８：２０）　私たちが教会にキリストを満ちさせるのではない。教会にはすでにキリストが満ち満ちているのである。

「キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量によってふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛の内に建てられるのです。」（エペソ４：１６）　私たちは教会の一部であり、大切なからだの器官を構成している。いつも何かをしてもらうお客さんではなく、どんな形であっても主体的に関わっていくべき「しもべ」である。