402講

「イエスに燃える」

ルカ24：13〜32
2009年4月19日



イエスは神の御子であり、死からよみがえられた。目に見えないが今も生きておられ、この世を支配されている。人格を持つ神様であるがゆえに私たちと交わりをされる方である。

復活のイエスと出会うためには、
（１）こころに迎え入れる部屋を開けておくこと。私たちからイエスに会いにいくことはなく、イエスの方から訪問される。その時に、心の中に歓迎する部屋を、小さくても、汚くても、とにかく開けておかねばならない。エマオへの途上の2人の弟子たちは最初、「しかし、ふたりの目はさえぎられていて、イエスだとはわからなかった」（ルカ２４：１６）

（２）聖書全体からイエスとはどういう方かを知らねばならない。「イエスは、モーセおよびすべての預言者から初めて、聖書全体の中で、ご自分について書いてある事がらを彼らに説き明かされた。」（２４：２７）　旧約、新約聖書全巻を読むこと、特に福音書全体を読むことによってイエスに出会うことができる。

（３）イエスと本当に出会うためには、「もう一押し」が大切。「彼らが、『いっしょにお泊りください。そろそろ夕刻になりますし、日も傾きましたから』と言って無理に願ったので、イエスは彼らといっしょに泊まるために中に入られた。」（２４：２９）　イエスに出会うためには「しつこさ」が必要である。「無理に」泊まっていただいたために、一緒に食事をすることができ、イエスのことを本当によく知ることができたのである。

復活のイエスに本当に出会ったら、燃やされる。しかし、私たちが真理を求めて真剣に生きていることが根本条件である。そのような時は、困難や苦しみもあるだろう。しかし、イエスに出会って、「燃える人生」を送ることができる大きなチャンスでもある。イエスという方に最高の価値を置き、自分中心ではなく、この世中心でもない生き方への大転換である。「火が消えた」人生より、「燃える人生」を生きたいと思う。イエス・キリストの十字架と復活の出来事は「燃やされた」人々によって証言され続けてきた。聖書は、イエスに出会って人生を変えられた人たちの証言集である。

一度出会ったが忘れている「くすぶった」人生でも、復活されたイエスは生き続けておられるので、絶対に私たちを忘れることなく、再び燃え立たせてくださる時が必ず来る。